パラサイト 映画 あらすじ。 映画『パラサイト 半地下の家族』評価は?ネタバレ感想考察/衝撃の伏線を解説!寄生家族の結末は?

映画『パラサイト 半地下の家族』評価は?ネタバレ感想考察/衝撃の伏線を解説!寄生家族の結末は?

パラサイト 映画 あらすじ

9億円 () 世界興行収入 2. 批評家と一般は単純平均 映画『パラサイト 半地下の家族』あらすじや概要 カンヌ最高賞パルムドール受賞作。 キム家は失業中なので半地下で貧しく暮らしてたが、長男ギウがIT企業CEOの豪邸で家庭教師に採用された後、キム家4人の人生は大きく変わり…。 インディアンは何の象徴? ネタバレ感想『パラサイト 半地下の家族』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 他の映画はも参考にしてください。 その前年は『』が受賞したので、2年連続のアジア映画受賞となります。 また、で『』等と競い、アジア映画どころか英語作品以外では初受賞する快挙で話題独占です。 同賞での監督賞・国際長編賞・脚本賞や、の外国映画賞も受賞し総なめ状態です。 監督のポン・ジュノはカンヌ映画祭の常連でもあり、『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』『母なる証明』『オクジャ okja』など過去作も、内外でとても高評価されています。 主演の ソン・ガンホは、多くの国際映画賞でも知られる韓国俳優で、ポン・ジュノ監督映画以外では『シュリ』『JSA』『シークレット・サンシャイン 』『タクシー運転手 約束は海を越えて 』他多数作品に出演してます。 その他も、韓国の大小の映画やテレビで活躍してる俳優女優たちが出演していて、その熱演や競演が楽しみな映画でもあります。 同じ時期に映画賞を競う『』も格差を見下ろす映画なので比較したいですね。 キム家の暮らす半地下とは?実際にある? 父ギテク達、キム家4人が暮らす 半地下とは、韓国に独特な実在する住居形態です。 1970年に朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、 北朝鮮との朝鮮戦争に備え防空壕の役割として建築法で義務付けました。 1989年に義務化は解かれたが、それまでの半地下を賃貸として貸し出す家やマンションが増えて、 低所得者の住まいとして普及したようです。 高湿度、カビ、不衛生、犯罪の温床とされ減少傾向ではあるようです。 学力や職能もあるのに低所得な理由は? まず韓国に特有の現象として、 10大財閥(サムスン、LG、ヒュンダイ自動車、ロッテ等)が富の大半を獲得してるため、その一族や従業員と、それ以外の人々の貧富の格差は広がる一方だそうです。 韓国は教育に熱心で勤勉な国民性ですが、 高学歴で努力しても財閥系に関わることができなければ低所得から抜け出すのは難しいようです。 なお貧富の差の拡大は、日本を含む先進国でも問題になりつつあります。 本作『パラサイト 半地下の家族』のキム家は、運転の上手な父ギテクが就職できなくて、低家賃の半地下に住んでいます。 家族全員が怠惰なのは悪いけど、仕事はきっちりこなすので、あんなに底辺の暮らしになるのは見ててつらいです。 受験勉強を教えられるギウ、フォトショップやデザインセンスありそうなギジョンが大学に行けなくて、才能を台無しにしたまま成長します。 こうして 貧困は次の世代にも継承されるので、逆転は不可能に思えます。 キム家がパク家に寄生した方法とは? まず、 キム家の長男ギウが友人の大学生ミニョクの紹介で、IT社長のパク家の娘ダヘの家庭教師の面接へ行きます。 ギウは、妹ギジョンのフォトショップ技能で大学入学証を偽造作成してもらい採用され、ダヘとキスする関係にまでなります。 ダヘの弟ダソンは落ち着きがないので、 ギウはパク家の母親ヨンギョに、妹ギジョンを「知り合いの美大生」として紹介します。 母ヨンギョは純粋なお嬢様育ちなので、あまり疑わずにギジョンを雇い「美術セラピー」をお願いします。 ギジョンは、パク家の運転手に送ってもらった時、車にわざと下着を放置しました。 それを発見したIT社長は運転手を首にし、 ギジョンに推薦されたギテクをテストして正式にドライバーとして採用します。 パク家には、以前の家の持ち主から仕える有能な家政婦がいます。 彼女の桃アレルギーを感染病に見せて、ギウとギテクの策略で追い出します。 ギテクは社長に富裕層向けニセ人材派遣業を紹介し、妻チュンスクが家政婦として家に入ります。 貧乏一家のキム家が、IT社長一家のパク家に 寄生虫のように入りこんでいく過程はスパイ映画のようで面白くて、本作の大きな見どころです。 パク家の母ヨンギュがお嬢様にしてもだまされやすいけど、純真で気の毒にさえ思えてきます。 また、職を失ったというか奪われたドライバーと家政婦にも同情します。 下着を車に残したギジョンや、桃の皮の毛でアレルギーを誘発させたギウは、特にモラルが低いと感じますが、その 報いは映画後半で受けることになります。 半地下のキム家より更に地下の存在とは? パク家は息子ダソンの誕生祝いでキャンプに出かけます。 するとキム家4人は豪邸で、好き放題に食べて飲んではしゃぎます。 このような後先考えない刹那的な行動や雑さが、キム家が地上で暮らせない理由にも思えます。 そこへ 元家政婦ムングァンが忘れ物を取りたいと尋ねてきて地下へ降ります。 すると、そこには ムングァンの亭主が4年間も隠れ住んでたことが判明します。 IT社長のセリフ「あの家政婦は人の倍食べる」も伏線だったことに驚かされます。 ムングァンは、キム家が一家で寄生してたことに気づき、スマホ写真をパク家に送信すると言っておどすが、油断したスキにキム家におさえられて地下へ戻されます。 キム家の母にけり落とされたムングァンは、それが致命傷となり絶命します。 この展開はまったく予想してなかったので衝撃的でした!この後、パク家が急帰宅してからキム家が隠れる展開は、スパイ映画っぽくてスリル満点ですが、コメディ要素もあり笑えます。 キム家は中流階層に昇格?差別概念のめばえ 半地下に住むキム家は最下層民かと思ってましたが、窓もない 地下に住むムングァンの夫の存在が明らかになると「キム家は中流家庭」に昇格したようになります。 つまり、自分らより上層しか見てなかったが、下層民がいることに気づきます。 この構造は上層でも同様で、パク家はいつもは下層の人々をあまり認識してないが「におい」や「言葉づかい」で下層階級に気づくことがあります。 しかし見下すことはなく、かわいそうに思うが何もしてやれないという感情が近そうです。 半地下で笑いながら生活してたキム家ですが、地下の存在を知ってから「笑い」が消えます。 特に父ギテクは、地下に残してきたムングァン夫妻のことを気にします。 と同時に自分が、地下の男を見下し差別してることにも気づいた感じです。 すると、 パク家の夫婦が「におい」でキム家を無意識に見下してることにも気づきます。 大洪水で多くの人が体育館で寝泊まりしてる時に、豪邸の庭で誕生日パーティーを楽しむ上流階級の「下層を気にもかけない」無頓着さにも腹が立ちます。 キム家は、さらに下層の地下に住む男の存在を知ったことで、 今まで見て見ぬふりしてきた「格差差別という概念」を認識し、自分たちも差別される対象であることを笑えなくなります。 「自我のめざめ」的な表現にも感じます。 インディアン・階段・石の意味とは? 本作『パラサイト 半地下の家族』には、伏線やメタファー(暗喩)が散りばめられています。 たとえば 階段や坂道は、下層から上層へ上がる時、または上層から下層へ戻る時の象徴として映し出されます。 高台に住むIT社長宅は上層であり、そこから降りた地上が一般中流家庭で、半地下にはキム家のような運や努力しだいで地上にはい上がれそうな下流家庭が住んでいます。 さらに窓のない地下には、最下層民が暮らしています。 上と下の関係については、急に帰宅した パク家から隠れたキム家が常に下にいて、さらに地下にはムングァン夫妻がいるという構図でも表されています。 ベッド上のダヘと下に隠れるギウ、ソファでいちゃつくパク夫妻と下に隠れるキム親子など。 裕福なパク家の息子ダソンが 「インディアンごっこ」で弓矢やテントで遊ぶのも、キム家がパク家を侵略することの伏線やメタファーになってます。 アメリカ大陸の先住民(インディアン)は、ヨーロッパ人により侵略されたのです。 大雨の日に洪水が起こり、キム家の半地下は下水まで流れて大災害となり、多くの一般市民と共に体育館で雑魚寝します。 同じ大雨の中、 わざわざ外の庭でインディアン・テントを張って寝るダソンと見守るパク夫婦は、雑魚寝と対象的です。 キム・ギウの金持ち友人ミニョクが持ってきた「石」は、人生が好転するという意味以外はよくわかりませんでした。 ミニョクの祖父が石を収集してると言ってたけど「 金持ちの道楽は、貧乏人には価値がない」ことを表してそうです。 ラストでパク家のパーティーに行く時、ギウは石を持って地下へ降りたけど、ムングァン夫婦を殺害するつもりだったのでしょうか。 その殺意があだとなり、自分が石で脳を打たれたのは、報いを受けたのだと思います。 衝撃の結末は下から上へ?ギテクの犯行理由は? パク家のパーティーに誘われたと思いきや、当たり前のように仕事を手伝わされるキム家は一生、招待客とは見なされないのでしょう。 元家政婦ムングァン夫婦の様子を見るため、地下へ降りたギウは返りうちにあいます。 地下から出てナイフを持った ムングァンの夫が刺したのは、IT社長家族ではなく、半地下のキム家のギジョンです。 その理由は、自分の妻の死因がキム家にあるからですが、剣の矛先が1つ上の階層に対してだとも感じます。 現実でも私達がねたんだり恨んだりするのは、手の届かない大富豪に対してではなく、私達を搾取する1つ上の階層(雇用主や元請けや親会社など)ではないでしょうか。 つまり 貧富格差の復讐対象は、1つ上の階層になりがちです。 ギジョンを刺された父 ギテクも、実行犯ムングァン夫へ復讐せずに、上層のIT社長を刺します。 その理由は「車のキーを投げろ」と言って家族を逃がすことしか考えず、実行犯のにおいに不快感を示したのが決定打となりました。 ギテクは社長妻とのショッピング時も、体育館で寝泊まりしてる人とは天と地ほどの差を感じ、車の中でも「くさい」と窓を開けられ、インディアンの格好をさせられたこと等でもストレスが最高潮に高まってました。 ちなみに「 インディアンは侵略・殺害される者の象徴」として使われています。 キム家に侵略されつつあるIT社長家はインディアン側でしたが、 半地下のギテクもインディアン側・狩られる側になった、というメタファーだと思います。 前半のギテクは貧乏でもニコニコ暮らしてるようでしたが、 妻に「ゴキブリ」あつかいされた時は本気で激怒してたので、「差別されること」には敏感だったのでしょう。 社会経験は家族で一番長いですからね。 事件後のキム家とパク家は?罪と罰と報いは? 結局、半地下のキム家では 娘ギジョンが死亡し、息子ギウは脳に障害が残り、夫ギテクは地下生活へ格下げとなりました。 妻チュンスクは報いを受けてないように見えるけど、娘の死を悲しみ脳障害のギウと半地下で暮らす事が罰だと感じます。 ギウはキム家の地下からの父のモールス信号を解読し、自分が裕福になったら豪邸ごと購入しようと考えますが、脳障害あって難しそうだし、それじたいが妄想の可能性も高そうです。 ちなみに内覧時でも、工夫すれば救えそうですよね。 ただ、ギテクはムングァンを葬ったり冷蔵庫に食料調達に出たりするけど、自分の意志で地下へ戻っています。 たとえ豪邸を買い取っても、指名手配されてるので時効までは外出できないのです。 IT社長家は、裕福な家庭を1人で支えてた夫が殺害された後、引っ越したようです。 貯金・資産・保険金などで上流のままだろうけど、大きなトラウマは残りそうです。 死亡したのは、キム家のギジョン、パク家のIT社長ですが、その家族で最もダメージの大きな人物の死だと感じます。 罪と罰の観点では、 最初に運転手を追い出したギジョン、無意識に下層を臭い等で差別したIT社長への報いだと思います。 元家政婦ムングァン夫妻の悲劇は同情したいけど、4年間の食料盗難も犯罪なので報いを受けたのでしょう。 最も重い罪のムングァン夫、ギテク、チュンスクの3人の殺人者は、現世で業を背負ったまま生き地獄を味わうのでしょう。 『パラサイト 半地下の家族』私の評価と映画賞 カンヌ最高賞パルムドールということで、観る前からハードルが上がってた映画『パラサイト 半地下の家族』ですが、予想以上の展開に驚いたし、 貧富の格差など社会問題を描いてるわりにコメディ・エンタメ要素も多くて満足です。 一方、前半の思わせぶりなシーンは、最後まで回収しないのならカットしてもよかったかも。 また、上流階級のIT社長が報いを受けるにしても、ではどうすれば両者ハッピーになれたのか、わからないのでモヤモヤします。 最近の世界では「格差社会」を描く映画が増えてて、本作には『』『』『』を連想させるシーンもありますが、全く違う決着のさせ方なので興味深いです。 上で語りきれなかったけど、いろんな食事風景も見どころの1つです。 IT社長妻が食べた 「ジャージャーラーメン(ラムドン)」はインスタントのジャージャー麺とうどん風のノグリの合体料理で韓国では「チャパグリ」と呼ばれます。 それにサーロインステーキの角切り、フルーツ盛り合わせを組み合わせるのは、成り金を連想させますが、ぜひ食べたいB級グルメです! 、も受賞したので、日本での興行収入も楽しみです。 多くの人にぜひ観てほしいです! 他の映画はも参考にしてください。 『パラサイト 半地下の家族』含む映画ランキングや映画賞•

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「パラサイト 半地下の家族」ネタバレとあらすじ、結末と感想(最新情報!)

パラサイト 映画 あらすじ

解説 「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品。 第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝くなど世界的に注目を集めた。 キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。 そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。 そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。 正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。 共演に「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシク。 2019年製作/132分/PG12/韓国 原題:Parasite 配給:ビターズ・エンド スタッフ・キャスト まず仰け反ったのは冒頭、ナチュラルにすっと観客を物語へといざなう語り口である。 格差などの社会問題を掲げると人々の体は身構えるものだが、本作では気がつくとあの家族にどっぷり紛れ込んでいる自分に気づく。 IMAXでもないのにこれほど高低差を強く意識させる作品があるだろうか。 地域の奈落の底から最も高いところへ。 お屋敷内でもまるで深層心理を掘り下げるように階段を下ると、秘めたるものが溢れ出し、暴れ出す。 挙げ句の果てには金持ち夫婦がソファで求め合うシーンでさえ机下に隠れた家族とは高低差が生じている徹底ぶり。 国際世界は広くて千差万別だが、おそらくこの高低差だけは通底している。 核となるのは言語ではなくこの感覚や意識。 それを駆使して物語をドリフトさせたからこそ、本作はあらゆる人の心を捉え、無条件に「リスペクト」と唱和させたのではないか。 経済格差を縦の構図を巧みに用いて描いた演出センスに脱帽する。 何から何までセンスが良い作品だ。 本作は豪邸に住む富裕層と半地下の家に住む貧困層の格差について描いているが、さらにその下にも貧困層がいるという、二段構えで描いているのが素晴らしい。 社会の実態は貧困層の間にも格差が拡がっており、それは富裕層と貧困層の格差ほど見えやすくないのである。 経済格差を深刻なものだという意識を持つ人でも、貧困層は単純に「貧困層」というグループとしか捉えていない人も多いのではないか。 しかし、この映画は描くように見えている貧困層の下に、さらなる「見えない貧困層」がいると示している。 これを示すために、物語の展開も縦の構図の画面作りなど、描きたいテーマと脚本と演出が絶妙にマッチしている。 ポン・ジュノ監督はすごい。 今後、映画の教科書として採用されてもおかしくない作品だろう。 将来クラシック映画として名前を残すのではないだろうか。 韓国の社会派映画といえば、かの国特有の政治や軍事などを題材にした力作が目立つが、ポン・ジュノ監督最新作は貧富の差の拡大というグローバルに深刻化する問題を取り上げ、予測のつかない超一級のエンターテイメントとなった。 韓国初のパルムドール受賞も、普遍的な問題への意識が一因だろう。 丘の上の明るく広い邸宅に暮らす上流の家族と対照的な、暗く狭い地下で暮らす下層の家族。 低層民、被差別者、不可視の存在を、彼らが生きる「地下」で象徴するアイデアは、同じく今年公開された米国のホラー映画『アス』と通じる。 このシンクロニシティー(共時性)も興味深い。 映像では伝わらない「匂い」で生活の格差を表現したのも、監督の巧妙さであり、観客の想像を経て本能に直接突き刺さるようだ。 監督もメッセージで懇願しているように、これは絶対にネタバレを回避して観に行くべき作品。 ジャンルを超越した怪作にぜひ圧倒されていただきたい。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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パラサイト (1998年の映画)

パラサイト 映画 あらすじ

映画『パラサイト 半地下の家族』の基礎情報 公開年 2019年 上映時間 2時間12分 監督 ポン・ジュノ この映画『パラサイト 半地下の家族』は、韓国動員1,000万・アメリカの2019年の外国語映画興行収入第1位・カンヌ国際映画祭で韓国史上初のパルムドール(最高賞)を獲得という、今まさに1番観るべき映画です。 監督のポン・ジュノは、どのジャンルにも囚われたくないという思想を持っている方なので、この映画もたくさんのジャンルがごちゃ混ぜになっています。 ある時はホラーの要素が、ある時はコメディの要素が、混じってしまうと何かおかしなことになりそうなジャンルでも、恐れずガンガン混ぜ合わせちゃう感じです。 正直に言うと韓国映画自体あまり観ないので、ポン・ジュノ監督の情報も人から教えてもらったものとなります。 これぞ、知識の受け売りです。 ちなみにパラサイトは、英語で寄生虫という意味です。 『パラサイト 半地下の家族』のキャスト パラサイト、地味にキャストが豪華です。 ソン・ガンホ• チェ・ウシク• チョ・ヨジュン• パク・ソダム• イ・ソンギュン• チョン・ジソ 主なキャストはこんな感じですが、特に注目したいのは家族の父親役を演じているソン・ガンホです。 ソン・ガンホはポン・ジュノ監督の映画に4度目の出演となるので、そろそろ考えていることもやって欲しい演技もわかってくる頃だと思います。 映画監督がお気に入りの俳優を起用するのは珍しいことでもなく、回数を重ねるほど演技がマッチしてくるので、4度目というのはなかなか良い演技と言えるでしょう。 個人的なお気に入りはチョ・ヨジュンさんとチョン・ジソちゃんです。 理由はシンプルに顔が可愛いからですね。 僕はもうアジア人の美人が大好きです。 もちろん金髪美人も好きですが。 キャスト最高。 女優最高。 個人的な映画『パラサイト 半地下の家族』の評価 映画好きの僕が、この作品を評価してみました。 総合評価 ストーリー 映像 音楽 キャスト 眠くなかったか カンヌ国際映画祭の最高賞を取るレベルはどんなものかと思いましたが、かなり納得できる映画でした。 ただ、僕は好きだったのですが、 観る人を選ぶ映画だとも思いました。 半地下という設定に共感がしづらく、多ジャンルの要素が含まれているため、多少の受け入れにくさもあります。 それを差し引いたとしても、この映画はやっぱり面白いです。 脚本のストーリーが圧倒的に高評価で、伏線回収の面白さもあります。 コメディ要素に関しては韓国っぽさが出ていて理解しにくかったのですが、まぁ僕が笑えなかったので同じ日本生まれの皆さんも微妙でしょう。 『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ 舞台は韓国。 全員仕事がなく、1階のさらに下「半地下」に住んでいるキム一家。 スマホは持っているものの、契約はしておらず家にWi-Fiもないため、上の階の家のWi-Fiを盗んで過ごしている。 そんな時、長男のギウは大学に通いながら家庭教師のバイトをしている友人のミニョクから、自分が留学に行く間だけ、高台の豪邸で暮らしているパク一家の長女パク・ダヘの家庭教師を代わってくれないかと依頼される。 給料が良いということで引き受けたギウは、シンプルな考え方をする奥様のパク・ヨンギョが息子ダソンに絵画の才能があると思っているものの、性格上美術の先生が見つからないと悩んでいることを知る。 そこでギウは、奥様を騙し、妹のギジョンをイリノイ大学を卒業した美術の先生として紹介し、妹も家庭教師をやることに。 そこから、寄生虫としてのキム一家の暮らしが始まる…。 ここから先はネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方は注意してください。 金持ちと貧乏人は相容れない まず思ったのは、そもそも金持ちと貧乏人というのはなかなか相容れない存在であり、 交わってはいけないと思いました。 僕は現在金持ちでも貧乏人でもない、いわゆる中流家庭で暮らしているただの20代ですが、月100〜1,000万稼いでる友人が数人います。 僕は彼らほど稼いでいないため、たまに感覚がおかしいことになるのです。 小学生の頃からパソコンを組み立ててたとか、中学生の頃からお年玉を全部転売に使ってたとかとか。 まぁ人間がこれだけいれば生き方も育ち方も全く違うので、他の人と比べると違いはたくさんあるのは間違いありません。 しかし、それでも、可処分所得に差があると合う・合わないがあり、交わるのは難しいのかなと思います。 この映画のように、金持ちだから性格が良いとか貧乏人だから性格がひねくれているとかは無いと思いますが、交わるのは難しいですね。 例えば、ワンピースの天竜人を想像するとわかりやすいでしょう。 天竜人と庶民が一緒に飯を食い、話し合いをするなんて不可能ですよね。 寄生虫同士が住処を奪い合う映画 めちゃくちゃ気持ち悪い画像を出してしまい申し訳ありません。 キム一家がパク一家で働き始めて、旅行中に地下室を訪れる前の家政婦が来るまでは気づかなかったのですが、この映画はパラサイト(寄生虫)が住処を奪い合う映画でした。 お金持ちという動物を住処にし、過ごしやすいその場所を奪い合う映画です。 動物に例えると、例えばカマキリにはハリガネムシという寄生虫がいて、カマキリを入水自殺させるといいます。 そのように寄生虫というのは、住処の動物を死に追いやることもあるのです。 この映画もまさにその通りで、パク一家の大黒柱であった社長が殺されてしまいました。 もうパク一家は前のように過ごすことはできないでしょう。 社長を殺した時だけ人間になった 個人的に思ったことですが、ソン・ガンホ演じる一家のキム・ギテクはまさにずっと寄生虫として過ごしていました。 お金もなく家族と裕福に過ごすことができないため、他の家族に帰省してお金を稼がなければならなかったのです。 しかし、パク一家の父親パク・ドンイク社長を殺した時だけ人間に戻りました。 自分と同じ寄生虫が人として扱われず、自分も匂いのことを言われていたので、鼻を塞いだ瞬間何かがキレてしまったのです。 あの瞬間だけは、紛れもなく人間でした。 寄生虫と聞くと合理的に自分の生命のためだけに行動します。 もしただの寄生虫のままであれば、社長は殺さない方がずっと裕福に暮らせるため、殺さない方が良かったのです。 しかし、つい包丁を刺してしまいました。 そう、耐えられなかったのです。 ラストで計画を立てたのはなぜか 長男が、父親がまだ地下室で生きていることを見つけ、金持ちになりあの家を買うという計画を立てました。 しかし、父親は映画の中で計画についてこんなコメントを残しています。 僕の彼女は流石頭が良いですね。 貧乏でもスマホは持つ 映画を見ていて1番最初に思ったのが、貧乏な人でも最新っぽいスマホは持つんだなと思いました。 スマホって、電気・ガス・水道と同じくらいのインフラになっていて、今の人間になくてはならない存在となっているんだなと。 まぁ映画の中では電波を契約していなかったので、上の階の人のWi-Fiを盗んでいたのですが。 半地下でもスマホはあります。 現代でも階級制度がある そもそもこの映画パラサイトが、何かを風刺しているように感じています。 現代はなるべく格差をなくしつつ、平等な機会を均等に与えることで、結果を出した人が少し裕福な暮らしができるような仕組みになりつつあります。 もちろんその中で多少の弊害もあるでしょうが、ここまで格差を感じてしまうとそりゃ凄惨な事件の1つくらい起こるものでしょう。 韓国がどれほどの格差なのかわかりませんが、確かに学歴社会と言われている韓国・中国において、北京大学に入るレベルの頭脳を持ちつつも、学費が払えないために大学に行けないというのは凄く悔しいと思います。 おそらくキム一家の父も、優秀な息子を持ちつつも階級の差で大学に行かせてやれないことに凄く悩んでいたでしょう。 映画の中では、 雨の日にパク一家の家を抜け出して沈んでいる自分の家に帰るシーンがものすごく印象的でした。 高台=上の階級のパク一家の家から、半地下=下の階級の自宅に帰るシーンです。 ものすごい数の階段を駆け下りて、ずっとずっと下に行くような映像でした。 あれがまさに、現代の階級を家の高さで表しているのでしょう。 ゴキブリって言われてキレたのはガチだった 画像は、日本では多分いないタイプのゴキブリです。 寄生虫をやっていた父親でも、一家の大黒柱として家族を養っていくようなプライドはあります。 諦めかけていた火も、もう1度輝きたいと思うのです。 自らの妻から、こんなことを言われていたシーンがありましたね。 これまでの一生を共にしてきた妻から言われる、プライドをズタズタにされるような一言。 これはかなりキツイです。 映画の中では瓶を割り、キレた後の笑ってごまかしていましたが、あの怒ったシーンは本気だったのでしょう。 凄くわかります。 日本語と同じような発音多い ここまでの感想とは少し違いますが、韓国語って実は日本語と同じような発音が多いんですよね。 なんならほぼ同じ発音で、同じ意味の韓国語もあります。 例えば、 以下の日本語なんかはそのままでも韓国で通じる言葉です。 無理 僕は韓国人の知り合いがいるので聞いたことがあるのですが、初めて韓国と触れ合った方なんかは結構似ている部分があると思ったでしょう。 映画『パラサイト 半地下の家族』のまとめ いや〜、正直観る前はみんなが言ってるほど面白い映画なのかどうか疑っていたのですが、紛れもなく口コミ通り面白い映画でした。 映画を観る前に貰ったポスターも、今考えると少し見方が変わってきます。 左下のあの足にもう少し着目するべきでした。 そう考えると、ポスターの時点で伏線を張るなんて相当作り込まれているなと感じます。 パラサイト、素晴らしい映画でした。

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