愛 なき 森 で 叫べ あらすじ。 映画『愛なき森で叫べ』ネタバレ感想 もう一つ味わいたかった物足りなさ│今日も映画ですか?

『愛なき森で叫べ』感想と考察

愛 なき 森 で 叫べ あらすじ

自主映画を製作する若者や悲しみを抱える女性たちだけでなく、その家族の人生にまで入り込み、思いのままに彼らを操る詐欺師。 そのゆがんだ欲望は尽きることがない。 出典元: その日、テレビでは連続殺人事件のニュースが流れていました。 愛知県から上京してきた家出少年のシン(満島真之介)は路上で歌い、その日暮らしを送っていましたが、突然若者たちに声をかけられて自主映画の撮影に参加することになります。 彼らは映画製作の為に、知人の妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演してくれるよう依頼しましたが、美津子は高校時代にクラスメイトの死に直面した事件をいつまでも引きずっており、出演を拒否したのです。 そんなある日、引きこもりがちの美津子に1本の電話がかかってきます。 「10年前に借りた50円を返したい」という、 村田と名乗る不思議な男からの電話でした。 美津子はその申し出に怪しさを感じながらも、その男に会いに行くことに……。 村田丈(椎名桔平)は、粋な背広に高級スポーツカーを乗り回す派手な男で、彼女に対して好意を示し、美津子も紳士的な村田に徐々に惹かれていきます。 しかし実は、村田は女性を騙して食い物にする冷酷な詐欺師だったのです。 その後、シンたちは妙子の姉が村田に騙された事を知ります。 村田の本性を知ったシンたちは、逆に村田を主人公にした映画を撮り始めることにしたのです。 ところが、彼らの撮影は殺人事件を想起させ、物語は思わぬ方向へと展開していく事に……。 さらに、ラストではどんでん返しの結末が待っていたのです。 【愛なき森で叫べ 】見どころ 実話ベースの緊張感 本作は日本で起きた最悪な凶悪事件であった 「北九州連続監禁殺人事件」が、ベースになっています。 本作は実話をモチーフとした内容だけに、後半からはリアルな展開と緊張感に満ち溢れています。 圧倒的なテンション 孤独を抱えた若者たちの心を巧妙な言葉で満たしながら洗脳し、やがて狂気の世界へと埋没していく。 そんな恐るべき集団心理を、園監督は壮絶な暴力と愛を交えながら、圧倒的なテンションの高さで一気に描き切っていきます。 ドラマはトータルでおよそ2時間半。 しかし、そんな長尺を全く感じさせない展開は さすがとしか言いようがありません。 見事な、狂気の群像劇 本作では自己陶酔型の詐欺師・村田を演じる椎名桔平を筆頭に、日南響子と鎌滝えりなど個性派役者陣の あえて過剰に取り作ったような演技で、狂気の群像劇を存分に盛り上げてくれます。 俳優たちの全員が適役で、それぞれの熱演・怪演・競演が素晴らしく見ごたえがある作品に仕上がっています。 【愛なき森で叫べ 】感想・評価 絶妙にサイコチックな演技 詐欺師の村田はとんでもない極悪人なのですが、見栄を張る割には気が小さく妙にとぼけていて憎めないところもあります。 椎名桔平はそんな村田丈という男をパワフル且つ、本物のサイコパスを感じさせるほどのリアルな演技を見せつけてくれました。 日本アカデミー賞主演男優賞ノミネートも納得です。 Netflixならではの作品 全世界で多くの会員数を誇るNetflixは、広告スポンサーの規制を受けずに会員の視聴料で運営されています。 それ故に視聴者から作品の質も問われるため、注目のクリエーターや有名監督も積極的に導入しオリジナルドラマの製作に力を注いでいます。 本作もかなり身の毛もよだつような過激なシーンもありますが、 表現の規制をあえて設けないNetflixだからこそ実現した作品と言えるでしょう。 そしてラスト。 タイトルの意味とは? 愛憎の渦にもまれた美津子は、森の中で最期を迎えます。 美津子は「亡くなったクラスメートも家族も、村田も最初から愛していない・・・憎かった」と叫びました。 自分には本当の愛は無かったと叫んだラストから【愛なき森で叫べ】。 単純なようで深く、驚くほどサイコで悲劇的な結末の作品でした。

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Netflixオリジナル『愛なき森で叫べ』がドラマ化 より深まる狂気と愛憎

愛 なき 森 で 叫べ あらすじ

愛知県から上京してきた青年シン 満島真之介 は、ジェイ YOUNG DAIS とフカミ 長谷川大 に声をかけられ、ともに自主映画の製作をすることになる。 彼らは、知人の妙子 日南響子 と美津子 鎌滝えり に映画出演の依頼をするが、美津子からは強く拒否されてしまう。 2人は高校時代、想いを寄せていたクラスメートを事故で亡くすという衝撃的な出来事を経験しており、美津子は25歳になる今も立ち直れず、引きこもりの状態だった。 そんな美津子のもとへ、「10年前に借りた50円を返したい」という不自然な電話がかかってくる。 村田 椎名桔平 と名乗る電話の男を不審に思いながらも、美津子は村田と会うことを決める。 そして村田は、巧みな話術で好意を示し、美津子はやがて彼に心を奪われていく。 しかし、村田は冷酷な詐欺師であった。 かつて自身の姉も被害にあっていた妙子の話によって、村田の本性を知ったシンたちは彼を題材にして映画を撮ることを決める。 自身を映画に撮っていることを知った村田は、シンたちに興味を持ち、接触する。 「奇妙なサーカス」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「恋の罪」「地獄でなぜ悪い」のヤバい要素がこれでもかというくらいこの作品に組み込まれてます。 この作品で椎名桔平さんが演じるのは狡猾で、冷酷、そして最狂の詐欺師! 側から見れば胡散臭いですが、恋愛経験の少ない女性を相手に軽妙なトーク術と、甘い愛のささやきで虜にしてしまう様は椎名桔平だからこそ務まる役柄だと思います。 この事件は2002年に発覚した、犯罪史上稀に見る凶悪犯罪。 検察側も「鬼畜の所業」と非難するほどの事件です。 この事件は色々なメディア等でも何度も取り上げられているので知っている方も多いかもしれませんが、簡単に事件の内容を説明すると... 主犯の松永太と、その内縁の妻であった緒方純子が緒方家の人間を監禁し、一家含む7人を殺害した事件。 松永は並外れたマインドコントロール術をもって純子他一家を洗脳下に置き、自身の手は汚さず一家にそれぞれ殺害させました。 まさに鬼畜の所業です。 更に言えば「冷たい熱帯魚」を観ていない方であればなおさらです。 いずれにしてもピエ~ル的には園子温作品を観たことない方にはぜひ挑戦してほしいですねw ただ、この「愛なき森で叫べ」は Netflixオリジナル作品になりますので、観たい方は Netflixに入会して観てみてください。 そして楽しい映画LIFEを送ってくださいね。

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実話映画「愛なき森で叫べ」のあらすじと映画解説【北九州監禁殺人事件】│縦の糸はホラー 横の糸はゾンビ

愛 なき 森 で 叫べ あらすじ

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