グラス コーマ スケール。 グラスゴー方式による意識レベルの評価

ジャパンコーマスケール(3

グラス コーマ スケール

2019年2月13日改訂 意識障害と意識レベルを評価するJCS(ジャパン・コーマ・スケール)とGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)について解説していきます。 厚生労働省が2004年に発表した「救急搬送における重症度・緊急度判断基準制作委員会報告書」では、意識障害の緊急度・重症度の判断の第1段階として生理学的評価を挙げています。 呼吸や脈拍などさまざまな判断基準がある中で、意識レベルはJCS100以上であるかどうかが重症と判断する基準となっています。 自分と外界の正確な認識(認知)ができ、それを表出するための機能が保たれ(応答/反応)、覚醒状態(覚醒)にあることが、意識清明な状態となります。 意識障害は、これらの機能が低下した状態であり、「覚醒」「認知」「反応」の面から捉えていく必要があります。 「認知」は大脳皮質が担い、「覚醒」は脳幹の上行性網様体賦活系(ARAS)が担います。 意識レベルの低下(覚醒しない)は脳幹の障害、または、広範囲の大脳皮質の障害を表し、急変の前ぶれとなります。 意識障害の原因疾患 意識障害の原因疾患はさまざまありますが、大きく2つに分けられます。 頭蓋内圧疾患 頭蓋内の病変により、脳幹部から大脳皮質に至る重要な部分が機械的破綻を受けている状態 脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、中枢神経系感染症、痙攣発作など 頭蓋外疾患 頭蓋外の疾患により、脳の代謝過程が阻害されている状態 ショック、低酸素血症、代謝異常、中毒、高体温/低体温、ヒステリーなど JCSやGCSによる意識障害の評価 患者さんの意識レベルが低下しているかもと感じたときは、初めにその程度を判定する必要があります。 意識障害の評価方法はたくさんありますが、代表的なものに ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS)(表1)、 グラスゴー・コーマ・スケール(Glasgow Coma Scale:GCS)(表2)があります。 これらは経時的変化の確認や、スタッフ間での共通理解に役立つものですが、この値だけでは十分に伝わらないこともあります。 例えば、GCSは患者さんのベストな反応を記録するため、運動応答(M)で左右差がある場合、それは見過ごされてしまいます。 スケールを用いた値だけでなく、文章として併記することが大切になります。 ジャパン・コーマ・スケール JCS の特徴 短時間で簡便に意識レベルの評価を行うことができ、間脳・中脳・延髄への侵襲の目安として判定しやすいため、緊急時に用いられます。 表1 ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS) I. 覚醒している(1桁の点数で表現) 0 意識清明 I-1 見当識は保たれているが意識清明ではない(1) I-2 見当識障害がある(2) I-3 自分の名前・生年月日が言えない(3) II. 刺激に応じて一時的に覚醒する(2桁の点数で表現) II-1 普通の呼びかけで開眼する(10) II-2 大声で呼びかけたり、強く揺するなどで開眼する(20) II-3 痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けるとかろうじて開眼する(30) III. 刺激しても覚醒しない(3桁の点数で表現) III-1 痛みに対して払いのけるなどの動作をする(100) III-2 痛み刺激で手足を動かしたり、顔をしかめたりする(200) III-3 痛み刺激に対して全く反応しない(300) R(不穏)・I(糞便失禁)・A(自発性喪失)がある場合、JCS III-2-Iなどと表す。 グラスゴー・コーマ・スケール GCS の特徴 世界的に通用する意識レベル評価法になります。 「開眼・最良言語反応・最良運動反応」の3側面の総和で評価するため、やや複雑になり、そのうち1項目でも判定が困難な場合は意味をなさないという問題があります。 表2 グラスゴー・コーマ・スケール(Glassgow Coma Scale:GCS) 開眼機能(Eye opening)「E」 4点 自発的に、または普通の呼びかけで開眼 3点 強く呼びかけると開眼 2点 痛み刺激で開眼 1点 痛み刺激でも開眼しない 最良言語反応(Best Verbal response)「V」 5点 見当識が保たれている 4点 会話は成立するが見当識が混乱 3点 発語はみられるが会話は成立しない 2点 意味のない発生 1点 発語みられず *挿管などで発声ができない場合は「T」と表記。 扱いは1点と同等である。 最良運動反応(Best Motor response)「M」 6点 命令に従って四肢を動かす 5点 痛み刺激に対して手で払いのける 4点 指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める 3点 痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動(除皮質姿勢) 2点 痛み刺激に対して緩徐な伸展運動(除脳姿勢) 意識障害への対応 意識レベルが低下している患者さんを発見したら、原因検索から開始するのではなく、まずはバイタルサインの安定化を最優先にします。 その後に、中枢神経障害の鑑別になります。 意識レベルの確認後に、ABC(A:Airway 気道、B:Breathing 呼吸、C:Circulation 循環)をチェックしていきましょう。 ABCの見方 1 A:Airway(気道) 発語はあるか? 舌根沈下はないか?咽頭反射はあるか? 1つでも異常があれば、エアウェイ挿入や気管挿管などを考慮し準備を行う。 2 B:Breathing 呼吸) SpO 2は? 呼吸数は?(8回/分未満、30回/分以上は注意!)下顎呼吸ではないか? 胸郭の動きは? 1つでも異常があれば、医師の指示の下酸素投与を開始する。 3 C:Circulation(循環) ショック症状(交感神経賦活症状:冷汗、手足の冷感・湿潤、チアノーゼ)はないか? 血圧は? 頻脈か? 徐脈はないか? 頸動脈が触れなければ、すぐに心肺蘇生を開始する。 ショック症状や血圧低下があれば、すぐに静脈ラインを確保し、エコーや心電図などを用いてショックの原因検索へ。 血圧低下を伴う徐脈、頻脈ではモニター付き除細動器を準備する。 バイタルサインが安定したら、意識障害の鑑別を考えながら情報収集とフィジカルアセスメントを再度行います。 そして必要な検査に進みます。 意識障害の鑑別として、「AIUEOTIPS」(表3-1-3)が有名です。 この枠組みを用いた鑑別は有用ですが、まずは、よく起こりやすい低血糖からチェックする、つまり「I・AUEOTIPS」の順でみていくとよいでしょう。 意識レベルが低下した患者さんへの対応方法は、図3-1-3のような流れになります。 次に何を行うべきかを予測しながら、行動していくことが重要です。

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Glasgow Coma Scale

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JCS Japan Coma Scale 今回の指標はJCS。 〈目次〉• JCS(Japan Coma Scale) JCSを主に使う場面と使用する診療科 JCSは院内だけでなく、病院前救護(プレホスピタル)の場も含めて広く使用されています。 救急外来やでは日常的に使用されており、医師、看護師であれば誰もが知っておかなければなりません。 JCSで何がわかる? JCSは血管障害や頭部外傷のにある患者の意識レベル、特に脳の進行を知ることに長けています。 「覚醒」を軸に、誰もが同じように評価できることを目的に開発された指標です。 意識状態を「昏迷/半昏睡/昏睡/深昏睡」と表現したり、「なんとなくおかしい/ぼーっとしている/まったく返事をしない」などと言っても、どのような状態かを厳密に伝えるのは難しいです。 特に脳血管障害(、クモ膜下など)や頭部外傷の急性期では、時間経過とともに意識 レベルが変化するため、共通した評価方法で記録しておくことが重要です。 JCSを使い評価することで、誰もが意識状態を把握することが可能となり、状態の変化を見逃さないようにすることができます。 ただし、一次性脳障害、特に脳血管障害や頭部外傷の重症度や緊急度、あるいは進行度を知る目的で作成された評価指標であるため、精神状態を評価するには適していません。 なお、意識が清明な場合は「0」と表現し(JCS 0)、状態であれば「R:restlessness」、があれば「I:incontinence」(JCS 20-RI、JCS 200-I)、無動性無言症(akinetic mutism)や失外套症候群(apallic state)があれば「A」を付記します(JCS20A、JCS200RA)。

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意識障害の評価方法:ジャパン・コーマ・スケール(JCS)とグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)

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英 同 関 概念• 意識障害の評価法の一つ。 イギリスで作成された。 15点満点で、最小が3点。 軽症障害の分類が細かいとされる。 脳血管障害には• 外傷には。 GCS 開眼 言葉による応答 運動による応答 eye opening best verbal response best motor response 6 命令に従う obeying 5 指南力良好 orientated 払いのける localication 4 自発的に spontaneous 会話困難 confused conversation 四肢の屈曲 withdraws 3 言葉により to speech 不適当な言葉 inappropriate words 四肢の異常屈曲 abnormal flexion 2 痛み刺激により to pain 意味不明の声 incomprehensible sounds 四肢伸展 extending 1 開眼しない none 発話せず none 全くなし none 評価• 15点:意識清明• 13~15点 3 :軽症• 9~12点 4 :中等症• ~ 8点 :重症• 3点:最も状態がわるい。 GCS8点以下では意識低下とみなす。 頭部外傷でGCS8点以下は重症• GCS8点以下 あるいは GCSスコアで2点以上の急激な悪化・瞳孔不同・片麻痺がある場合にはであることが多い。 重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版• GCS8点以下の重度意識障害、急速な意識レベルの低下、脳ヘルニア徴候を認めた場合にはsecondary surveyの最初でCTを撮影。 重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版• GCSスコア8以下、あるいはFCSスコアの最良運動反応が5以下であれば気管挿管を原則とした確実な気道確保が望ましい。 重症頭部外傷治療・管理のガイドライン 第2版 WordNet• 1 Glasgow Coma Scale• 1 開眼機能 Eye opening 「E」• 2 言語機能 Verbal response 「V」• 3 運動機能 Motor response 「M」• 2 関連項目 Glasgow Coma Scale 記述は、「E 点、V 点、M 点、合計 点」と表現される。 正常は15点満点で深昏睡は3点。 点数は小さいほど重症である。 開眼機能 Eye opening 「E」• 4点:自発的に、またはふつうの呼びかけで開眼• 3点:強く呼びかけると開眼• 2点:痛み刺激で開眼• 1点:痛み刺激でも開眼しない 言語機能 Verbal response 「V」• 5点:見当識が保たれている• 4点:会話は成立するが見当識が混乱• 3点:発語はみられるが会話は成立しない• 2点:意味のない発声• 1点:発語みられず なお、挿管などで発声が出来ない場合は「T」と表記する。 扱いは1点と同等である。 運動機能 Motor response 「M」• 6点:命令に従って四肢を動かす• 5点:痛み刺激に対して手で払いのける• 4点:指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める• 3点:痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動(除皮質姿勢)• 2点:痛み刺激に対して緩徐な伸展運動(除脳姿勢)• 1点:運動みられず 日本では、簡便なJapan Coma Scale JCS が広く用いられている。 関連項目• 意識障害• 切迫するD UpToDate Contents 全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe. stupor and coma in adults• classification of trauma in children• subarachnoid hemorrhage grading scales• initial approach to severe traumatic brain injury in children• management of acute severe traumatic brain injury Japanese Journal• 早期抑制解除へ必要な患者の要因--脳神経外科患者を中心に• 渡部 沙江子,石田 生美,西塚 真奈美 [他]• 日本看護学会論文集, 成人看護. 2 35, 274-276, 2004• 高血圧性小脳出血の治療方針 : 122例の検討より• 小林 繁樹,景山 雄介,中村 弘,佐藤 章,渡辺 義郎,山浦 晶• 脳卒中 18 6 , 509-515, 1996-12-25• Related Links• Glasgow Coma Scale GCS (グラスゴー・コーマ・スケール)とは、1974年に英国の グラスゴー大学によって発表された意識障害の分類で、現在世界的に広く使用されるの 評価分類スケールである。 日本では主に脳神経外科領域で用いられることが多い。 チェック用語・グラスゴー・コーマ・スケール(GCS:Glasgow Coma Scale) 意識障害の 評価方法です。 開眼、発語、運動機能の3項目をそれぞれに評価して E4、V5、M6 などのように表すとともに、3項目の点数を 合計すると3~15点となり、これによって 意識... 脳血管障害には• 外傷には JCS• 覚醒している confusion, senselessness, delirium• 1 だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない• 2 見当識障害あり• 3 名前、生年月日がいえない• 刺激すると覚醒する stupor, lethargy, hypersomnia, somnolence, drowsiness• 10 呼びかけで容易に開眼する• 20 大きな声、または体をゆさぶることにより開眼する• 30 痛み刺激で辛うじて開眼する• 刺激しても覚醒しない deep coma, coma, semicoma• 100 はらいのける動作をする• 300 全く動かない 1. 覚醒している confusion, senselessness, delirium 1 だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない 2 見当識障害あり 3 名前、生年月日がいえない 2. 刺激すると覚醒する stupor, lethargy, hypersomnia, somnolence, drowsiness 10 呼びかけで容易に開眼する 合目的的な運動 例えば、右手を握れ、離せ をするし、言葉も出るが、間違いが多い 20 大きな声、または体をゆさぶることにより開眼する 簡単な命令に応ずる 例えば、何らかの理由で開眼できない場合の離握手 30 痛み刺激で辛うじて開眼する 痛み刺激をくわえつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する 3. 刺激しても覚醒しない deep coma, coma, semicoma 100 はらいのける動作をする 200 手足を少し動かしたり顔をしかめたりする(除脳硬直を含む) 300 全く動かない 付記する記号 以下に当てはまれば、xxx-RIAのように表記する• R: restlessness• I: 尿失禁• 10:合目的的な運動 例えば、右手を握れ、離せ をするし、言葉も出るが、間違いが多い• 20:簡単な命令に応ずる 例えば、何らかの理由で開眼できない場合の離握手• 30:痛み刺激をくわえつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する 「• のうち分泌を制御する受容体の一型• best motor response M の下から3番目の評価。 四肢の異常屈曲 abnormal flexion でに相当。 「 英 関 、、、 「 英 関• 「 「 英 関 、、、、、、、 「 英 関 、、、、、.

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