オート ファジー と は。 オートファジーとは

オートファジー-ノーベル賞を受賞した大隅栄誉教授の研究とは

オート ファジー と は

オートファジー オートファジーは、細胞がタンパク質、脂質、炭水化物などの自己成分を分解することによる、保存されたリソソームのリサイクルプロセスです。 このプロセスは、恒常性の維持や細胞内の病原体の分解に、重要な役割を果たしています。 また、オートファジーは、飢餓やストレスに応じて強く誘導され、細胞に栄養素を提供します。 オートファジーの調節不全は、癌、感染症、変性疾患などの多くの疾患に関連しています。 オートファジーは、3段階のプロセスです。 まず、分解の標的となる細胞質成分が隔離され、オートファゴソームを形成します。 次に、オートファゴソームはリソソームと融合し、オートファゴリソソームまたはオートリソソームを形成します。 最後に、オートファゴソームの内容物の分解が起こります。 図1 オートファジーの細胞プロセス 図2 Jurkat 細胞を 0. オートファジーを誘導した細胞(10,530)では、Mock 処理した細胞(3, 497)と比較して、蛍光強度の中央値が3倍高い。 データ提供: Dr. Strandberg, ICT, 228:16-20.

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オートファジー(自食作用)とは?オートファジーが体内でもたらすこと

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A群レンサ球菌感染細胞におけるオートファジー制御機構の解析 オートファジー オートファジーとは、細胞内で一過性に形成される直径0. 本システムは細胞内の一時的な飢餓状態を凌ぐために不可欠な機構であるが、不要な細胞内物質の除去(細胞内浄化)機能としても重要である。 また、オートファジーは自己成分だけでなく、A群レンサ球菌をはじめ、赤痢菌、サルモネラ、リステリアなどの様々な細胞侵入性細菌の除去機能を担うことが報告されており、炎症系や抗原提示など他の免疫系とのつながりも明らかとなってきていることから、新たな免疫システムとして注目を集めている(Nature, 2011. 20:323-35)。 オートファジーが誘導されると、 まず細胞質に、 隔離膜とよばれる膜構造 隔離膜またはファゴフォア が形成され、 その隔離膜が細胞質の一部を包み囲むように伸展・成長し、 最後に末端同士が融合する。 次にオートファゴソームの外膜とリソソーム膜との融合によって オートリソソームとなる。 オートファゴソームは、 中心体近くに集積しているリソソームと融合するために微小管に沿って輸送される。 オートリソソーム内では、 リソソームの加水分解酵素群により、 内膜と取り込まれた細胞質由来の物質が分解される 図1。 A群レンサ球菌感染に対するオートファジー 当研究室では、上皮細胞内に侵入したA群レンサ球菌はオートファジーにより分解・除去されており、オートファジーに感染防御機構としての機能があることを初めて報告した Nakagawa et al. Science. 2004 (図2、3)。 その後、A群レンサ球菌を分解するオートファジーの誘導・制御を担う因子の同定・解析を行なっている PLoS Pathog. 2010. , J Cell Biol. , 2010. , Cell Microbiol. 2012)。 現在、下記の点に関して研究を進めている。 ・オートファジーが菌を認識する機構 ・オートファジー誘導を制御するNod-like receptorの解析 ・オートファジーを制御するRab GTPaseの同定と機能解析 ・選択的オートファゴソームの新生経路解析 ・感染細胞内でのA群レンサ球菌の遺伝子発現解析 図3 A群レンサ球菌を取り囲むオートファゴソーム 赤色はDNA、緑色はオートファゴソーム膜を表している。

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ノーベル賞を受賞「オートファジー」とは何か

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オートファジーとは? オートファジー(autophagy)とは、「自ら」を「食べる」という意味の言葉です。 オートファジーを簡潔に説明すると、古くなった細胞を分解して、新しいものに作りかえるということです。 オートファジーという言葉に馴染みがない人も多いと思いますが、2016年には日本の大隈良典さんがオートファジーの仕組みの解明によってノーベル生理学・医学賞を受賞しています。 現在も研究が続けられていますが、オートファジーは私たちの健康について大きな効果が期待されています。 オートファジーについては数々の論文が発表されていますが、医学に精通した深い知識がなければ理解が難しいので、今回は私なりにわかりやすく書いていきます。 オートファジーの効果 オートファジーには、健康、アンチエイジング、ダイエットなど、様々な効果が期待されています。 私たちの体は、約60兆個の細胞からできています。 普段あまり意識することはありませんが、細胞は常に新しいものに変わっています。 髪の毛や爪、皮膚などはもちろん、血液や骨、内臓、脳など、体内の細胞は数ヶ月で入れ替わります。 細胞が新しくなると、古くなった細胞は体の外へ排出されます。 しかし、一部の細胞は排出できずに体内に残ってしまいます。 この不要な細胞が、体調不良や病気を引き起こす原因になることがあります。 ピンと来ないという人は、便秘をイメージするとわかりやすいと思います。 本来は排出されるべき便が腸内に溜まってしまうと、悪玉菌の増加やガスの発生など、腸内環境を悪化させてしまいます。 いまいち体調も優れませんし、肌荒れなどの症状も出てきます。 また、体調がよくないと気分も重くなりますよね。 便秘が解消されたらどんなに楽なことか。。 体内にたまった古い細胞も同じです。 これを解決してくれるのがオートファジーなのです。 細胞はたんぱく質がメインとなってできているので、オートファジーの効果によって、不要なたんぱく質から新しいたんぱく質が作られるのです。 オートファジーと病気 オートファジーには、病気を防ぐ効果もあります。 例えば、アルツハイマー病です。 アルツハイマー病の原因は、異常なたんぱく質が蓄積されることで発症すると考えられています。 オートファジーの効果によって不要なたんぱく質が分解されることで、アルツハイマー病の発症リスクを減らすことができるというわけですね。 その他にも、糖尿病、動脈硬化、ガンなど、オートファジーには私たちに身近な病気を防ぐ効果があることがわかっています。 オートファジーのポイントは空腹時間 私たちは、食事をすることで生きていくのに必要な栄養を摂取しています。 最後の食事から10時間以上経つと、体に蓄えられた糖質がなくなります。 エネルギーとなる糖質が不足すると、体は脂肪を分解してエネルギーにします。 そして、「これはいよいよヤバイぞ!!」と体が判断すると、オートファジーが効果を発揮し始めます。 不要なものから新しいものを作ることで、危機から脱出しようとするわけですね。 オートファジーは、体が危機的状況を耐え抜くために備えられた機能です。 そのため、体内にエネルギーが豊富な状態では機能しません。 最後の食事から10時間が経過したあたりから徐々に効果が高くなり、16時間を越えるとどんどん活発になります。 オートファジーの効果によって細胞が新しく生まれ変わるだけでなく、古い細胞などの体内に溜まった不要なものが分解されるため、体は本来の機能を取り戻すことができるのです。 最近では、ダイエットだけではなく、健康のためにファスティング(断食)が注目されていますよね。 本格的なファスティングはハードルが高くなりますが、オートファジーは16時間の空腹が1つの目安とされているので、普段の生活の中にも取り入れやすいです。 16時間というと長くて大変だと思いますよね。 でも、睡眠時間を活用するなど、少しの工夫するだけで十分可能です。 前述した通り、どうしてもお腹が空いた時に間食を利用することは効果的ですが、なかには間食をしたことで食欲が止まらなくなるという人もいますよね。 少しだけ食べるというのは、実は難しいことなのです。 みなさんは、こんな経験はありませんか? 「忙しくて昼食を食べる時間がなかったな。 気がつけば夕方だけどそんなにお腹が空いていないのはなぜ?お昼前はあんなにお腹が空いてのに」 誰でも一度は経験したことがあると思います。 食事をすると血糖値が上がります。 時間が経つにつれて徐々に血糖値は下がり、一定の水準以下になると空腹を感じるようになります。 しかし、空腹を感じたからと言ってすぐに食事が必要なわけではありません。 血糖値が下がったことで体は栄養を摂取するように促しますが、本当にお腹が空いているわけではないのです。 空腹を感じても少しの間我慢してみましょう。 何も食べない時は、血糖値があまり変化しないので、空腹のピークを越えると意外なほどお腹が減らないのです。

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