古明地 さとり。 古明地 さとり

古明地 さとり

古明地 さとり

「ねーねー、遊んでよー。 はぁ、いつものおねだりだ。 管理の方が忙しいと言うのに............ でも、ここ最近はこいしの相手をしてやれていない。 確かに仕事より妹の方が大事だ。 しかし....... 仕事も手放せない。 そうなんだ、私よりお仕事の方がいいんだー。 ふーん....... じゃあ適当に遊んでくるー。 」 あー...... 拗ねちゃった。 心を読むのは得意だけど、流石に読まれるのは苦手だ。 こいしは頬を膨らませながら書斎を出て行く。 その姿は親と喧嘩して家出をすると叫んだ子供のようだった。 心を落ち着かせ、仕事...... と偽った小説執筆を続けようと羽根ペンに手を伸びしたと同時に扉からノックが聞こえた。 どうぞ。 普通、お燐ならノックは二回、お空は扉の前で部屋の出入りの許可を確認、つまり「失礼しまーす!」と叫ぶのだが、このノックは三回だ。 お燐が偶然三回やったとすれば解決するのだが、扉の奥からは強い力を感じる。 ドアノブが左に四十五度捻られると、扉がゆっくりと開かれた。 「よぉ、アタシは元山の四天王「星熊勇儀」だ。 あんたが 地底 ここ の管理者か?」 「...... ま、旧都の方でしたら棲んでもいいですよ。 」 「......... 驚いた。 あんた、 覚り妖怪 さとりようかい なのか。 道理で 地底 ここ にいる訳だな。 嘸かし 地上 うえ では嫌われただろうな。 」 「...... そうですね。 」 勇儀はさとりの気持ちを察したのか、後頭部辺りをくしゃくしゃと掻いた。 「あー......... 嫌なこと思い出させちったら悪ぃ。 」 「いいですよ別に。 慣れてますから......... 」 「...... じ、じゃあな。 また用があったら手紙で送る。 」 苦笑い気味に言い残すと、勇儀は扉を閉めた。 さとりは一息つき、小説執筆を続けた。 どれぐらい時間が経っただろうか。 そこまで経っていないかもしれないし、何時間も経っているのかもしれない。 ここは地底、太陽どころか、空すら無い暗闇の世界。 唯一の明かりは旧都に棲み始めた元地上の妖怪達がどんちゃん騒ぎで照らす提灯くらいだ。 こいしはまだ帰って来ていない。 妖怪達の祭りに参加しているかもしれない。 まぁ、その方が機嫌直しにはいいだろう。 お燐達も多分祭りに行っているはずだ。 そうなるとこの屋敷には私一人......... はぁ、一人だけこの屋敷に居るってのはやっぱり寂しいな...... 覚り妖怪、もとい古明地さとりと古明地こいしは星熊勇儀達同様、元地上の妖怪である。 だが、能力故に人間妖怪問わず全ての者達から忌み嫌われていた。 耐えられなくなったさとりはこいしを連れて誰も棲んでいない世界、地底へと逃げた。 この世界ではこいしとずっと二人っきりだったが、途中で拾った火焔猫燐と霊烏路空が家族のような存在になり、ずっと一緒に暮らしてきた......... そのため、さとりは一人でいる、という事は慣れていない。 寝よう。 羽根ペンを置くと、椅子から立ち上がり、ベッドへ体を突っ込んだ。 疲れは溜まっていないはずだが、そのまま眠りについた。 なんだ?外がヤケに騒がしい............ 人の眠りを妨げる気か。 屋敷の外からはワイワイガヤガヤと 賑やかな 目障りな 音が聞こえてくる。 さとりは半目になりながらも窓から外を覗く。 外の光景を見たさとりは目が開いた。 外では、こいし率いる 百鬼夜行 酔っぱらい共の行列 が並んでいた。 状況が分からん。 私にも分からん。 ま、いっか。 そんな光景を前にさとりは慣れたかのように再び眠りについた。 「おねーちゃーん!!起きてー!!朝だよー!!」...... 起こすんだったらせめて体を揺さぶって。 「えーめんどくさいなーもー。 」 朝から声出す方がめんどくさいでしょ。 「それは引きこもりがちなお姉ちゃんだけだよ!ほら!おーきーてー!」 こいしはさとりがくるまっている毛布をひっぺがした。 さとりは眩しそうな顔をして体を起こした。 「朝は出来るだけ大声を出さないで頂戴。 頭に響く。 」 「えー......... じゃあ、今日遊んでくれたら明日からは大声出さないであげる!」 「......... へ?」 という訳で。 「公園に来ましたー!」 「公園あったの初めて知った。 」 「うにゅー!」 「なんでアタイまで......... 」 四人で仲良く?公園に来たわけだ。 はっきり言って最悪だ。 体を動かすのは一番苦手だ。 理由は単純に体が動かしづらいだけ。 「お姉ちゃんそれって単に動かしてないだけでしょ?だーかーら!私がお姉ちゃんのガッチガチな体をやっわやわな身体に変えてあげマース!」 「何様なの。 てかなんでお燐とお空まで連れてきたの?」 「そりゃあ、皆でやった方が楽しいでしょ。 」 「てか何やるの?」 「公園と来たら!鬼ごっこでしょ!」 せめてあんまり動かないであろう隠れんぼがよかった。 「じゃあまず鬼を決めなきゃいけないけどアタイはパスするよ。 逃げる方がいいし。 翌日、さとりは久しぶりに走ったのか、足が筋肉痛で動かなかった。 で、でも、これで朝から大声を出されることはないはず............ さとりは安心しつつも、筋肉痛に苦しんだ。 そういえばこいし今日居ないのかしら? いつもなら朝に書斎へ来るはずだが、今日は来なかった。 ま、いいか。 瞼を瞑ると、再び夢の世界へと誘われた......... 目が覚める。 どれくらい寝ただろうか?時計を見ると、軽く五時間は寝ていたらしい。 食卓の方から賑やかな話し声が聞こえてくる。 お燐が起こしに来なかったのは意外だ。 いつもなら食事の際に呼びに来るのに......... さとりはすぐ着替えると食卓の部屋へと向かった。 「あ!お姉ちゃん!おはよう!」...... 驚いた。 食卓には こ ・ い ・ し ・ 一 ・ 人 ・ だ ・ け ・ しか居なかった。 確かに賑やかな話し声が聞こえてきたのに...... ねぇ、こいし。 他のみんなは?」 「他のみんな?何言ってるのお姉ちゃん。 え?二人しかいない...... ?」 「そうだよ?だってお姉ちゃんが私を連れて誰もいない世界地底に来たんだもん。 二人しかいなくて当たり前だよ。 」 こいしは当たり前かのように首を傾げる。 おかしい......... 夢なの?そうなの? さとりの頭の中が混乱していく。 み ・ ん ・ な ・ が ・ 居 ・ る ・ 世 ・ 界 ・ での記憶が溢れ出る。 や、やっぱり夢だよね......... 自分に夢だと 言 ・ い ・ 聞 ・ か ・ せ ・ て ・ い ・ る ・ さとりを見て、こいしは心配そうに近づいてきた。 「お姉ちゃん、大丈夫なの?顔色悪いよ?」 「...... 」 さとりはこいしの心配している声に戸惑った。 う、うん。 大丈夫だよ......... あれ?」 さとりはこいしの体にある筈の ア ・ レ ・ が無いことに気がついた。 ね、ねぇこいし......... 」 「どうしたの?」 「 な ・ ん ・ で ・ サ ・ ー ・ ド ・ ア ・ イ ・ が ・ 閉 ・ じ ・ て ・ る ・ の ・ ? ・ 」 「......... 」 こいしはさとりの質問に対し、シンと静まる。 少しの静寂の後にこいしの口が動いた。 お姉ちゃんなら分かるよ。 」 こいしの顔が黒くなっていく。 ともに体が歪んでいく。 世界も歪んでいく。 時間も空間も何もかも歪んでいく。 「だって、 お ・ 姉 ・ ち ・ ゃ ・ ん ・ は ・ 私 ・ の ・ 大 ・ 好 ・ き ・ な ・ お ・ 姉 ・ ち ・ ゃ ・ ん ・ だ ・ か ・ ら ・ 」 目が覚めた。 体中汗だらけになっていた。 寝た筈なのに疲れが溜まっていた。 こ、こいし...... !」 嫌な予感がさとりを過ぎった。 さとりは着替える間もなくこいしの部屋へと走り出した。 こいし......... 」 「あ、お姉ちゃん!おはよう!」 こいしの瞳とサードアイは瞼を閉じたまま紅い血の涙を流していた。 顔、服、床、部屋全てが鮮血で汚れていた。 その光景は目を痛めるほどだ。 「ねぇお姉ちゃん!見てみて!」 こいしは握っていた右手を開ける。 中からは 紅く染った目玉 が現れた。 「えへへー、すごいでしょー!すごく痛かったよ!でもこれ取ったら何もかもスッキリしたんだよ!それにみんなの心が聞こえなくなったよ!」 こいしは笑顔を作っていたが、その顔からはまるで感情が読めない。 「お姉ちゃんも取ってみてよ!嫌な事は全部無くなるんだよ!」 「.................. 」 さとりは紅く染ったこいしをぎゅっと強く抱きしめた。 「どうしたのお姉ちゃん?もしかして具合が悪いの?」...... さとりの力が 無 ・ 意 ・ 識 ・ に強くなる。 そして涙を流しながら呟いた。 ごめんなさい............... 」 「いらっしゃー...... て、阿求か。 」 「一応客人だから最後まで言って欲しいわ。 それより、はい。 前の続きね。 」 「ありがとー......... ねぇ、阿求。 」 「?」 「この覚り妖怪ってさ、本当にいるの?」 「それが何か?」 「いやだってさ、覚り妖怪って嫌われてるじゃん?それを知った上で心を読んでるじゃん?」 「...... つまり何を言いたいの?」 「えっと......... 私がもし覚り妖怪の立場だったら、自殺してるなーって思ってさ。 」 「......... 言ってることがよく分からないけど............ 」 「うん、私にも分からない。 」 「そう...... それで、覚り妖怪がいるかいないかだけど、ちゃんといるわよ。 」 「へー、いるんだぁ...... 」 「ま、霊夢さんに頼んで「覚り妖怪に会いたい」て言っても無駄だろうけど。 」 「なっ......... なんで分かったの!?まさか、阿求って覚り妖怪なんじゃ...... 」 「小鈴が妖怪好きだからでしょ.........

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【さとりって何?】霜降り明星・粗品が着てるTシャツがおもしろい!どこで買える?

古明地 さとり

もくじ• 粗品のTシャツがおもしろい ダウンタウンなうの予告で 霜降り明星の粗品さんが着ていた Tシャツのデザインが おもしろかったです。 ダウンタウンなうで霜降り明星がさとりのサードアイTシャツ着てて草 — ぽん syugaminP CMで見て衝撃を受けたんだけど霜降り明星の粗品さんの来てるTシャツって東方のさとりさんだよね?!?! — ミス. さとりTシャツとか着てテレビ出てたらしい。 初めて知った。 — maro 秋例行きたい maromoxyomoto 霜降り明星の粗品くん、ものすごく売れっ子でこれからフットの後藤みたいになっていく感じがするのでやり手な感じがするけど、過去さとり様のサードアイTシャツを身に付けていたことが物凄く自分にとってプラスになりまくっていてめちゃくちゃ応援できる — ゆな🦋 notbadend 霜降り明星の粗品さんのTシャツがほんとにガッツリさとり様でびびった。 正式にはさとりのサードアイ柄のTシャツだけど。 — 空愛 skylove1203 R-1優勝した霜降り明星の粗品さんは昔さとり様のサードアイTシャツ着て出演する程のさとり好きだと知っている人いるかな… — ぽりぐらふ 5meizi210ri 『 さとりのサードアイTシャツ』『東方の さとりさん』『片方古明地 さとり』などの ワードが出てきますが、 さとりさんって何でしょうかね?? 古明地さとりってなに? 古明地さとりっていうのは 東方プロジェクトというゲーム中の キャラクターのようです。 霜降り明星の粗品さんは、この 「さとりちゃん」に絡まっている 赤い目のおばけ?が描かれた Tシャツを着ていましたね。 さとりちゃんのサードアイ(第三の目)らしいです。 ダウンタウンなう以外でも舞台などでも着ているようですので、 よほど気に入っているキャラクターみたいです。 ちなみに私はこの赤い目のおばけ?を見てアニメ「ピグマリオ」の ギルガドールっていうおばけを思い出しましたー笑 通販で買えるか探してみましたが、 粗品さんが着ていた Tシャツと全く同じものは見つかりませんでした。

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車椅子探偵さとりとは (クルマイスタンテイサトリとは) [単語記事]

古明地 さとり

Illustrator:あずまあや 名前 古明地 さとり こめいじ さとり 種族 覚 さとり 能力 心を読む程度の能力 二つ名 など テーマ曲 少女さとり ~ 3rd eye 備考 地霊殿の主• 入手方法:2018年11月22日~12月19日、2019年5月9日~6月19日、2020年2月20日~4月15日開催の「」 地底の旧地獄にある灼熱地獄跡に建てられた館「地霊殿」の主。 能力の影響で他者から避けられる傾向にある。 言葉を話せない動物からは好かれるのか、地霊殿は動物で溢れている。 なお、キャラクターイラストを手掛けたあずまあやは、公式漫画「東方茨歌仙」の作画担当でもあり、後に「」で追加されたのキャラクターイラストも手掛けている。 スキル RANK スキル 1 想起「テリブルスーヴニール」 5 10 15 25 限界突破の証• HOLDとSLIDEに固定値ボーナスが入るスキルだが、回数を使い切ると終了時にさらにボーナスが入るのが大きな特徴。 カウントも100なので使い切りは容易。 feat. feat.

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