ぐっばい きみ の 運命 の 人 は 僕 じゃ ない ピアノ。 【楽曲解説】Official髭男dism「Pretender」の歌詞の意味・解釈は?/髭男の新曲は甘く切ないラブストーリー

【楽曲解説】Official髭男dism「Pretender」の歌詞の意味・解釈は?/髭男の新曲は甘く切ないラブストーリー

ぐっばい きみ の 運命 の 人 は 僕 じゃ ない ピアノ

ライターさとゆみの、書籍に書かれているアドバイスを愚直に実行すると本当にいいことが起こるのかを検証するコーナー、略して、「書アド検」です。 なんて甘美な響き、ノート術。 思うに、ノート術の本が好きな人って、きっと自分が大好きな人だと思う。 自分が出会ってきた情報をまとめてやるーーーって思うこと自体、自分の持っている情報や、自分の生き様への愛を感じるってもんです。 私もやっぱり好き。 ノートも、自分も。 ノートに何かメモしようとしている前向きっぽい自分も。 が、しかし……。 実際にはどれもこれも長続きしないんですよね。 「自分大好き、いろいろまとめたい。 ま、いつか役に立つこともあるかも」っていうモチベーションだけだと、やっぱり続かない。 リアルに仕事に役立ちまくるとか、このノート術じゃないと仕事が前に進まないっていうような切実な状況にはなったことがないし……。 というわけで過去に読んだことあるノート術の本はこれとか。 美崎栄一郎さんの「結果を出す人はノートに何を書いているのか」。 もう、内容があまり思い出せないんだけど、半月続けられなかった記憶がある。 なんか、ルールが多かったような記憶があるんですよね。 というか、今気付いたけれど、「3冊使うノート術」を「情報は1冊のノートにまとめなさい」の方が帯で推薦してるのは何故なんだ? 岡田斗司夫さんの「あなたを天才にするスマートノート」にいたっては、数十ページ読んだところで「私は天才ではないし、天才を目指してもいない」ということに大変自覚的になったという点ではとても役に立ったけど、ノート術としては、無理だった。 これね、ノート右側から使うんですよ。 んで、1日2ページ書き続けようって話なんですよね。 こちらもやはり、レコーディング術です。 ちょっと(だいぶ)ハードル高かったです。 ただ、あとがきはとても面白かった。 印税ゼロで出版するシステムの話は大変興味深かったですが、でもそれはまた別の話。 なかなか、これというノート術に出会えなかった私が、書店で何度目かのひと目惚れをしたノート術の本がこちらです。 今度こそは本命であってほしい。 情報は1冊のノートにまとめなさい(完全版)。 この本の骨子は、もうまさに、タイトル通り。 とにかく、なんでもかんでも全て1冊のノートにまとめましょうという話。 それに尽きます。 というわけで、今回の書アド検の検証項目は、「なんでもかんでも情報を1冊のノートにまとめると、本当に整理上手になるか?」です。 96枚のノートで300円。 本に書かれているとおり、愚直に、まず、読んだ本の帯を貼りました。 自分の講演会の打ち合せのページには、そのチラシとか。 ミーティング内容だけではなく、その時お会いした方の名刺もべたべた貼るようにしました。 当時、4冊の書籍を同時に平行して執筆していたので、その進行表や著者さんの予定もここに貼って、毎日進行確認してました。 仕事に関係ないウェブの記事もここに貼っちゃう。 これは、羽生さんがオリンピックで優勝したときの次の日のニュースサイトより。 葛西さんがワールドカップで優勝したときのドイツの記事などもぺたぺた。 5月に入ってからは、スケジュール帳も持ち歩かなくなりました。 スケジュールはGoogleカレンダーで管理し、こちらのノートには、実際に「やったこと」を書き出していきました。 それまではインタビュー取材中はライティングパッドを使っていたのですが、それもやめて、取材のノートも目次作りも、全部このノートに書き出すようにしました。 なにせ、3ヶ月続いてるの、初めてだし! 奥野さん自身が書いてらっしゃいますが、「1冊にまとめると、この1冊のどこかには必ずある」んですよね。 この安心感は半端ないです。 参加したセミナーのメモもある、自分の講演会の会場の地図もある、担当者の名前も名刺もある、取材メモもある、どこかで思い付いた断片もある、とにかく、「これ以外のところには書いていない」という唯一絶対のルールができたことはとても大きい。 それから、どなたかと打ち合せをしているときに、「あ、あの話をしたい」「あの人を紹介したい」というときに、その時開いているノートのどこかにその時の話のメモや名刺が確実にあるというのもいい。 「あとで正確な数字をメールしますね」とかじゃなくて、その場ですぐに話をまとめることができたことで、企画までつながったケースが既に何件かありました。 人生の半分くらい探し物をしてるんじゃないかっていうくらい整理べたの私には、シンプルすぎるくらいシンプルなこの方法、あってる、多分。 それから、1冊にまとめている以上、紛失=死を意味するなあということ。 (書いてて怖くなった。 昨日もケータイ落としたばかりの私) 2冊目以降に関しては、引き続き検証します。 んではまた、来週。 ぐっばい。

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Pretenderの歌詞

ぐっばい きみ の 運命 の 人 は 僕 じゃ ない ピアノ

|||||||||||• 【ア行】 -ア-• -イ-• -ウ-• -エ-• -オ-• 【カ行】 カ-• -キ-• -ク-• -ケ-• -コ-• 【サ行】 サ-• -シ-• -ス-• -セ-• -ソ-• 【タ行】 タ-• -チ-• -ツ-• -テ-• -ト-• 【ナ行】 ナ-• -ニ-• -ヌ-• -ネ-• -ノ-• 【ハ行】 ハ-• -ヒ-• -フ-• -ヘ-• -ホ-• 【マ行】 マ-• -ミ-• -ム-• -メ-• -モ-• 【ヤ行】 ヤ-• -ユ-• -ヨ-• 【ラ行】 ラ-• -リ-• -ル-• -ロ-• 【ワ行】 ワ-•

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Official髭男dism

ぐっばい きみ の 運命 の 人 は 僕 じゃ ない ピアノ

監督生に構うキャラと付き合ってたnot監督生彼女 男子校だけど多めにみて が彼氏であるキャラが自分と居る時間より監督生に使う時間の方が多くなっていって、そして私が誘うと監督生との約束がって言って彼女がメンタルブレイクして、自分より監督生との時間を優先するんだって虚無になる。 何だかんだ考えてた転寮を彼 寮長じゃない場合 に黙ってあるいは寮長なら最後に書類を持っていくみたいな感じでしてから離れる。 ちなみにこれオクタ寮で考えてました。 フロイドが監督生に小エビちゃん〜って構っているのを見ていて、私が話しかけるとえ〜だる〜いとか言われて、あ、私はもう要らないんだなってぽっきり折れてしまうのもいい。 つらおも。 きみの運命の人は私じゃなかったんだってわかってしまったんだよ。 だって、監督生さんはきみにとって特別なひとでしょう?ああ、本当に嫌になっちゃうね。 こんな器量が狭い私なんか、きみに嫌われるってわかってたのに。 もう関わらないから、すきだったって過去にするから。 お願い、私を捨ててって涙を見せないように頑張って笑おうとしてるけど涙目で悲壮感溢れる笑みで別れるんだよ地獄 原文ママ を書きたくて書きたくて震えていたので書きました、ちなみにこれ友達に送った文をそのままコピペしてます というか全員オクタ寮ですトレイ先輩書こうとしてその前に元曲聞き飽きたので…………ちなみにめちゃくちゃ流行った元曲です。 あの、グッバイのやつです。 おわかりください。 基本的に三章後のイメージ。 ・まあとりあえず読んでみてください 2020. たくさんのブクマやいいねをありがとうございます〜! まさかここまで伸びるとは私自身びっくりしています。 まあ、みんなオクタ寮大好きだもんね超わかる。 私もすき。 あとこの作品を読んでくれた人に言いたいのがアズールだけなんか個人的に双子と違っていて全員作り上げた際にめちゃくちゃ困惑していました。 まだ双子のほうが幸せになれるのに????アズール??????きみ、幸せになれるの????っていう感じで。 うーーん、まあ、幸せに出来るかは読んでくださった方の想像次第なので、色んなエンディングを想像してくれると楽しいかなと思います。 私はこういうエンディングはだいすきなので、またこういったエンディングで書きたいと思います。 また、最後になりますが、本当にブクマやいいねありがとうございました。 執筆の励みにしたいと思います。 また、ランキングか他のキャラで作り上げた等ありましたら、追記致します。 本当にありがとうございました。 2020. 45位です。 ありがとうございました!いや今日の朝追記したんですけどまた夕方に追記する羽目になるとは思いませんでした、皆さんありがとうございます。 これからも楽しく読んでいただければ幸いです。 というか今の私はもしかしたらぐっばいのひとと同じ歌ってる人のあいらぶで作るかもしれないのでまた勢いで書くことができ、完成したらあげますね。 本当にいいねとブクマが執筆の励みになります。 これからもよろしくお願いいたします。 あ、これはもうきみのそばにいられないとそう思ってしまった。 そう感じるまでは早かった。 だって、私と付き合っている君はもう監督生さんの方がいいんだから。 辛いけれど、君の運命の人は私じゃなかったんだってわかったから。 だって、だって、君の顔を見ていたら愛しいものを見る目だったから。 それに、監督生さんも彼を見る目が優しくて、分かっちゃったんだ。 君の運命の人は、監督生さんだって。 ああ、本当に、私は泡になって消えてしまいたい。 こんな、こんな、思いをしたくない。 ヤキモチという名前の感情よりも、嫉妬という名のもっともっと重いもの。 ヤキモチなんて軽いものじゃない。 は、と小さく息を吐く。 だって、君の横に居たのは私なのに。 私が、貴女の恋人なのにとそんな思いがとめどなく溢れ出てくる。 それを何とか押しとどめる。 彼と別れたいわけじゃない。 彼の事は好きだし、これからもずっと居たいとそう思う。 けれど、君はその子をとるんでしょう。 それでも、君のそばは暖かくて離れがたいんだよ。 私にとって、君はと考え始めて頭を振った。 そんな事を考えたら、心が痛くなってしまう。 あのひとは、もう、他の子が好きなんだから。 もう、もう、手放さないといけない。 私の頬を流れる雫は何の意味も持たない。 だって、私の涙を拭ってくれるひとはいないんだから。 その為には、彼と一度話し合わなければとアズールの部屋を訪ねた。 ノックをちゃんとして、そうしたら、アズールはいつものように出てきてくれるから。 なんて、そんな思いは幻想でしかなく、あっさり砕かれることとなったが。 「誰です?」 「わたしです、アズール。 入っても構いませんか」 「ええ勿論、入ってきてください」 ああ、本当に。 本当に、いつものように出てきてくれるだなんて、そんな夢のような話があってたまるかと内心思ってしまったのだ。 淡い期待を、してしまった。 期待なんて、したら駄目なのに。 だって、アズールの運命の人は監督生さんだから。 少し思考の海に埋もれていたら、彼からどうしたんですかとドア越しに聞かれたので、なんでもないと伝え、部屋に入らせてもらった。 相変わらず綺麗な部屋だ。 流石はアズール。 几帳面である。 彼は机に向かって書類の整理をしていた。 多分モストロ・ラウンジの書類だろう。 アズールが楽しそうだから。 契約書だと思っている。 いつものように、ソファで待たせて貰おうと思ったが、早く終わらせた方がアズールの為だとそう思ったのだ。 だって、私が貴方の横に居られるのは今日まで、だもの。 けれど、けれど、今日でこうして居られるのは最後だと考えるともう少しだけ、もう少しだけきみといたいっていう我儘を叶えて欲しい、なんて彼には言えないけれど。 「今日はどうしたんです?」 いつものように座ればいいのにと疑問を宿した瞳でこちらを見ている彼に、私は嬉しいと不覚にも思うことでは無いことを思ってしまった。 最近きみと目が合うことなんてほとんどなかったんだよ。 それなのにきみは監督生さんとは目を合わせたりいっぱい話したりはするんだね。 けれど、それを隠して私は笑った。 「ううん、いいや。 今日は話があってきたんですよアズール」 泣くな、まだ泣くな。 泣いてしまえば彼は驚いてしまう。 彼は優しいから私をそばに置いているだけ。 ああ、ごめんね、アズール。 私からもう解放するね。 だから、どうか監督生さんと幸せになって。 そんな祈りと悲しみを込めた願いをしながら、話をしよう。 「話?」 「はい、アズール。 単刀直入に言いますね、私と別れてほしい」 いって、しまった。 その言葉を放ち、理解をした彼は持っていた書類をぐしゃりと握ってしまって、書類が曲がってしまっている。 けれど、彼はそれを気にするよりも私に向けて、何故?どうして?という感情が大きかったようだ。 そして彼は立ち上がり、こう言ったのだ。 「っ他に好きな人が出来たんですか、僕以外にっ!それとも、僕に愛想がつきましたか?」 悲しそうにそうやって言う君に、私は笑った。 だって、君の運命の人は私じゃないから。 監督生さんでしょう?でも、そうやって言ってくれるのは嬉しいと私の心は叫んでいる。 ああでも、隠さなきゃ。 隠し通さなければと思うのに顔は正直で、隠せない。 ぽろぽろと雫が頬を伝っていく。 それを見たアズールは固まっている。 その彼に私が思っていたことをぶつける。 「アズール、最近私との時間より監督生さんを優先してますよね。 それに目も合わなかった。 さっき、久しぶりに目を合わせてくれましたよね。 いえ、別に構いません。 だって、貴方にとって運命の人は私じゃなかったということですから。 だから、別れてほしいのです。 それに、そんなに私に割く時間がない、私と目を合わさない。 私と会いたくなければ、そういう事だと理解をするしかない。 ね、私より、監督生さんがお好きなんでしょう?だったら、監督生さんと付き合えばいいじゃないですか。 優しい貴方ならば私の言いたいことがわかるでしょう、アズール。 お願いです、アズール。 私は貴方を嫌いたくはないの。 監督生さんも、貴方も、嫌いたくないから。 どうか、お願い、私と別れて。 私の運命の人じゃないと、そう言って」 わたしをすててと言外に伝える。 ぽろぽろと流れていた雫はいつの間にかぼろぼろと流れ落ち、どんどん溢れ出てくる。 ああ、これは嫌われただろう。 アズールは優しいけれど、ここまで言えば嫌うでしょう。 知ってるから、アズール。 彼女は貴方の事が好きだって事。 だから、貴方は彼女に構っていたんでしょう。 私は貴方の運命じゃなかったんだから。 一方、アズールは狼狽えていた。 何故なら、監督生と居た時間が多かったのは色々と監督生が巻き込まれ体質だったからだ。 その巻き込まれ体質に自分も巻き込まれていた。 それ故に彼女に使う時間がなく、放置していた。 彼女ならば、許してくれるだろう、とそんな怠慢を抱いていたのだ。 だが、そんなのは彼女に対してはただの言い訳である。 彼女と居る時間はとても至福で、何よりも変え難いものである。 その彼女を、自分の行動で壊している事に仄暗い感情も少しは抱く。 だが、それよりもいつもは泣かず、笑っている彼女が泣いている。 その事に動揺が走っている。 穏やかな彼女は僕が守らなければと思ったのに。 その僕が彼女を泣かせている。 そして彼女はその痛みに耐えきれず、別れて欲しいと泣いている。 僕は、きみを愛しているのに。 僕の運命の人はきみなのに。 「いや、です。 ぼくの運命の人はきみだ。 別れるなんて、そんなこと、言わないで。 僕は君が居なければ死んでしまう」 「っひどいひと……」 「酷い、ひと……」 「だって、だって、あなたは、監督生さんがすき、なんでしょうっ!だから、だから、わたしと会ってくれなかった!」 「っち、ちがいます、ぼくは、あなたが運命なんですっ!それに僕は監督生さんの巻き込まれ体質に巻き込まれただけで」 こんなことが、言いたいんじゃない。 彼女の元に寄って涙を拭ってあげたい。 それをするのは僕の役目だ。 僕だけの、役目だ。 だから、僕にもう一度君の涙を拭う役目を頂戴。 「お願いです、どうか、君の涙を拭う役目を、僕にください。 僕だけが君の運命だ。 ねえ、どうか、僕の番になって。 そうすれば、僕を好きにしてもいい。 どんな事をされようと、君なら、いいんです。 だから、お願いだ。 一生僕の番として居てください」 彼女の元に行き、跪く。 だって、僕にとっての運命は、きみだ。 君以外に、有り得ない。 彼女が口を開き、その言葉を口にだした。 それは僕にとってどんな意味を持つかは知らないまま。 ああ、羨ましい。 悲しいかな、私は飽きられたのだろう。 だって、フロイドは私に構わなくなったから。 これは多分、いや絶対、恋人関係も自然消滅でなくなるだろう。 フロイドはそういう所があるけれど、最後まで愛してくれるとそう思っていたのだ。 それは監督生さんが来るまでの間だけだったが。 監督生さん達により、アズールのオーバーブロットを止めた件で関わったフロイドは新しいオモチャを見つけたと言わんばかりにあの子にばかり構っている。 まあ、そうか。 私はずっと一緒に居るから。 そんな私より、監督生さんを取るのは当たり前だろう。 あの子は新しくきて、面白かったらそっち取るよねとしょんぼりしてしまう。 気まぐれな彼が、今まで私の隣に居たのが、おかしいのだ。 ああ、本当に、これ以上傷つく前に私から離れるべきなんだろうなぁと頭の片隅では思うのに離れ難いとそう思ってしまう。 ああ、泣きそうだ。 もう今日は体調不良として、授業を抜けてしまおう。 ラウンジも体調不良ということでジェイドに伝えればいいし、さっさと帰ろう。 うんそうすると決めて行動した。 「ラギー、少しいいですか。 いまから、私は体調不良なので帰ります。 また今度対価、手作りでドーナツでいいですよね?それを払いますから、聞いていただけると嬉しいのですが」 「へえ、珍しいこともあるもんスね。 フロイドくんとなんかあったんスか?最近監督生さんばっかスもんねぇ。 ま、いいっスよ、その対価で。 いつもお世話になってるのとアンタのドーナツ美味いんで。 じゃ、そう先生方には伝えとくっス。 あ、ラウンジのシフトはどうするんスか」 「よくみてますね、ラギー。 ふふ、まあその通りなのでなんとも言えませんが。 ラウンジの方は休みます。 今日私が居なくても回せるでしょう?それと、アズールかジェイドに伝えておきますから安心してください。 流石にあの二人に言わないと後が怖いですから」 なんて言って笑ってさっさと退散した。 だって、辛いんだもの。 泣いてしまいそうだった。 私のフロイドじゃなくなるのだから。 昼休みはあと十分ある。 今日アズールは飛行術で、ジェイドは魔法薬学だったか。 それなら、そこまで行くのは遠く厳しいなと考え、それなら一番近いはずのフロイドに言うしかないと気付いてしまった。 フロイドに、言う。 こわいなぁ。 そんな思いが胸を占める。 だって、フロイドは私の事をもうなんとも思っていないんだろう。 それが余計胸を締め付ける。 けれど、伝えておかなければラウンジに迷惑をかけてしまう。 それはいけない。 その思いでフロイドを探す。 はやく、はやく、帰りたいから。 きみと、あの子が仲良くしてる姿なんてこれ以上見たくない。 しかも、小エビなんて呼んでる所なんて。 私達にとって小エビがどんな存在か知っているだろうに、あの男はそれでも小エビと呼んでいる。 それが、どうにも私の心に突き刺さって抜けない。 本当に、ひどいひとだ。 私には、そんな顔を見せないくせに。 飽きたなら、飽きたと言ってよ。 私を一喜一憂するだけさせて、フロイドの番にしてはくれない。 放置するなら、飽きたのなら、元ある場所に私をすててよ。 私なら、大丈夫だから。 一人でも生きていける。 だから、はやく私を____。 そんなことを考えていたら、ぽろりと涙が零れてしまった。 やっぱり、もうそのまま帰ろう。 彼にこの顔を見せられない。 いや、迷惑をかけたくはないが、この泣いたままでは誰にも会う顔がない。 ラウンジの方へ行ってメモを残せば彼らも怒らないだろう。 まあ、直接言わなかったから、心配とお説教をされると思うけれど、別に構うものか。 いまは誰にも会わずに帰ることだ。 とりあえず、鏡の間へ向かおうと方向転換をすると、離れたところにフロイドが居た。 こちらを真顔でガン見しているフロイドが。 どうして、ここに。 ちゃんと授業に出てるんじゃと思ったが、今日は機嫌が良くない日だったか?と困惑していると、彼が私の元まで歩いてきていた。 私がなにか、してしまったか。 もしかして別れを告げられるのかと震えていると、いつの間にか近づいてきた彼は機嫌が悪い時の低い声でこう言った。 「誰に泣かされたの?」 「フ、フロイド?」 「誰に泣かされたかって聞いてんの。 ねえ、答えて」 比較的に穏便に済まそうとしているのか、言葉はいつもより優しい。 けれど、声は不機嫌なまま。 むしろ悪化をしてきている。 誰にも泣かされていないのに。 そう答えなければいけない。 私はまだ彼の恋人なのだから。 「だ、誰にも、泣かされてないよ」 「じゃあ、何で泣いてたの?」 真っ直ぐに彼は私に問う。 けれど、そんな事を君に言えるわけが無い。 だって、フロイドは束縛を嫌うでしょう。 そう思いながら、一度出た涙はぽろぽろと零れ続ける。 それを見たフロイドは、ちっと舌打ちして泣いてる私に上着を被せ、横抱きにして抱えた。 ひっと驚き、声を上げた私に彼は囁く。 「今からラウンジ行くから、そこで教えてね。 今他の雄に俺の番になる子のこんな顔なんて見せたくないし」 見た奴全員締めると言いながら、ずんずん歩いているのが振動でわかる。 そして、彼の匂いが近くで胸いっぱいになってしまった私にそうやって言うとか、ずるい。 でも、フロイドは監督生さんが運命の人だってこと、知ってるから。 運命には誰しも抗えないということを私は知っている。 顔が見られないことに安堵している私もどうかと思うけれど、今顔を見られたらとても情けない顔をしていると思う。 そして、私はこの匂いに安堵しているのだ。 きっとフロイドも私を捨てた訳では無いとそう思ってしまっている。 きっとこれは刷り込みなのだろうな。 ああでも、彼は私じゃなく、監督生を選ぶんだろう。 その事を思ったら、ぎゅっと彼にしがみついた。 彼は、私の運命だもの、いなくならないでほしい。 その思いが私の中で巡る。 彼はさっさと鏡の間まで歩き、鏡の間に着いた時にチャイムが鳴り、小さな声で私が授業というと、彼は何も言うなと言わんばかりにギュッと私の身体を抱いて、寮の鏡をとおったらしい。 そして寮に着いて、そのままさくさく歩いていった。 止まった振動が伝わり、着いたとぼんやり思うと、降ろすねとフロイドが一言告げ、ラウンジの入口で彼は上着をそのままに私をおろした。 彼の顔が見えないまま。 「あ、あの、フロイド、上着を」 取ってもいいかと聞こうとしたら、上着を取ってくれた。 ただ、上着を取ったことによって、フロイドがとても怒っているのがわかってしまった。 どうして、そこまで怒るのだろう。 私を放っておいて、小エビちゃんと遊んでたのは君の方なのにとぱちりと一度瞬きをすると、彼はラウンジの鍵を出して私の腕を掴んで入った。 これからフロイドと話し合いが始まる。 逃げられないことを悟った。 ああ、本当についていない。 こんな思いのまま、君に会いたくなかった。 ああ、もう逃げたい。 これなら、授業を受けていた方が何倍もマシだったと考えていたら、いつも客として来ている人達が座っているソファに座らされた。 その横にフロイドが座る。 彼は雑に私を扱うと思うだろうが、彼は女性に対しては凄く丁寧に扱う為、丁寧に座らせて貰えた。 彼は低い声で話の続きをと言葉を紡いだ。 「それで、誰に泣かされたの」 一度止まっていた涙も彼に言われて、また流れ出す。 止まれと思い、目を擦る。 擦る手を彼はそっと手を掴み、止める。 怒っていた彼は毒気を抜かれたのか、はぁとため息をついた。 「あーもー、泣かないでよ。 それに擦るともっと酷くなるでしょ。 それにそんなに泣いたら腫れちゃって大変じゃん。 オレも泣かせたいわけじゃないし。 ちょっと飲み物取ってくるから待ってて」 それと、飲み物とってくる前に鞄を持っていた彼は鞄を漁り、まだ使ってねえからこのタオル使って、涙拭ってまっててとタオルを投げられた。 多分これジェイドが洗ってるんだろうなって思った。 だって、ふわふわだもの。 フロイドなら多分そういうの拘らないし。 そのふわふわなタオルに涙が染み込んでいく。 この涙と一緒にフロイドへの想いも流れてしまえばいいのに。 彼が戻ってくるのがこわい。 私の口から零れる言葉で酷い事を彼に言わないようにしなければ。 そして、彼が戻ってきて、ちらりと横を向くと目の前コップが置かれた。 その中に入っているのはオレンジジュースで、私が好きな飲み物だった。 彼は笑っている。 そして、彼はこう言ったのだ。 「ん、飲んでい〜よ。 アズールにはオレの給料から天引きしてもらうから」 「え、でも、私が飲むんだから、私から天引きを」 「だめ、オレのから引いてもらうから。 ね、のんでよ」 そうやって押してくるため、飲むしか無かった。 彼の言葉を断るのはあまり、よくないから。 私がこう言う時断っても、機嫌を損ねることはない。 ただ拗ねるだけである。 その拗ねた所も愛おしいとそう思っているけれど、今はそんな事を考えて現実逃避を計っている場合ではない。 それに、その事を思うと監督生さんが好きなんだという事実に気付いてしまい、胸がちくりと痛む。 とりあえずその思いを誤魔化すようにオレンジジュースをストローでちゅうとのむ。 一口こくりと口に含むといつもと違う味で、まさかと彼を見る。 フロイドはにんまりと笑ってこう言った。 「この前適当に作ったのが自白剤でさぁ。 自白剤、入れちゃった。 じゃないと、話さないでしょ」 私は飲み込むしかなかった。 だって、彼は私が吐き出そうとしたら、口に手を乗せ、飲みこむまで離さないと言わんばかりの笑みを浮かべていた。 「っな、なんてことをするのフロイド!」 結局、私は口に含んだオレンジジュースを飲み込むしか道はなかったのだ。 そして、私の事をよくわかっていると思うと同時に自白剤を入れたという彼に驚きのあまり涙がとまったし、声を荒らげてしまった。 フロイドはそれを見て、あっさりと言い放ってみせる。 「え〜?素直に教えてくんないのが悪くない?」 それに涙がとまってよかったねえと優しく私の頭を撫でる。 彼が私を見る目は優しい。 でも、困る。 もしこの嫉妬という醜い感情が君にバレたら私はどうしようもなくなってしまう。 「っだ、だからといって、きみ、そういうことを!」 「ね、教えてよ、どうしてそんなに泣いてたの?誰のせい?」 その問いに口は答えてしまう。 いやだ、いや。 知られたくない。 そんな思いの私を捨てて、体は素直に言葉を吐きだした。 「フ、フロイド、のせい」 ああ、恥ずかしい。 そんな事を思ってしまった。 フロイドのせいだ。 色々と、君に思っていることを口から漏れてしまう。 嫌だ、嫌。 これ以上言わせないでよ、お願いフロイド。 そんなことを思うけれど、届きはしない。 「オレのせい?」 きょとんと私の顔を見る彼が今はその顔が憎らしい。 憎らしくてたまらない。 ああ、知られたくないのに。 私の口は素直に開いてしまう。 「監督生さんばかり、構うから。 フロイドの運命の人は私じゃなくて、監督生さんだから、別れて欲しい」 その言葉を聞いた彼はぴしりと固まった。 一瞬だけ固まり、その後彼は怒りを纏っているのがわかる。 そして、瞳孔が開いた彼は真顔でこう言ったのだった。 「別れるわけないだろ。 君はオレの番になるんだから。 小エビちゃんなんか番になる子より優先順位低いに決まってるでしょ。 ねえ、どうして別れて欲しいなんていうの?オレのでしょ?オレ以外の番になるって言うなら」 ここで壊してオレだけのモノにしちゃおっかと最後にハートマークがつきそうな甘い声でもありながら、オレからは逃がさないというような声で言われて、私は震えてしまった。 だけど、フロイドにいうぐらいなら、覚悟を決めて甘んじて受け入れようと意固地になっていた。 でも、口だけは正直だった。 彼の問いに答えてしまったのだ。 「だ、だって、フロイド、最近構ってくれないからっ!小エビちゃん、小エビちゃんって、私のこと、飽きたのかと、捨てられるんじゃないかって。 わ、わたし、いらない?恋人じゃ、ないの……?」 そういった途端私の涙がまた出てきてしまった。 今日凄く泣いている。 フロイドのせいだ、フロイドが悪い。 けれど、その張本人はというと、さっきまでの怒りはストンと消え去り、蕩けるような笑みを浮かべたフロイドに私はひえっと後ろに下がりたかった。 何故過去形かというと私の腰を掴んでるフロイドが居るからだ。 逃げられない。 そしてギュッと抱き締められた。 顔に沢山キスを落とす。 いつもの仲直りをする時の行為である。 まるで、いい子というように優しくキスを落としていくフロイドに困惑を隠せない。 「あは、ようやく言ってくれたんだぁ。 もうちょっと遅かったら、ここで食べてた。 まあ、食べてもよかったんだけど。 じゃないと、オレの愛を気付いて貰えないもんね?」 私が口を挟むことなどできず、フロイドがとても嬉しそうに言葉を紡ぐ。 私の事を愛おしく見ているのがわかる。 ああ、どうして?監督生さんが好きじゃないのと困惑している。 「ねえ、オレのこと好きでしょ。 オレもね、食べちゃいたいほどだぁい好き。 小エビちゃんよりも、オレにとって大事なのキミだけ。 そこをさ、ちゃんとわからせないといけないじゃん?だから小エビちゃんばぁっかり構ってたの。 早くキミがオレと同じところに堕ちて欲しかったし、いっつも周りに雄が居て、ムカついてたのもあったけど。 だってキミはオレのだもん。 それぐらい、いいでしょ?オレを好きでいてよ、他の雄なんか見る間もないくらい好きでいて。 あいしてくれるよね? それに、番になって欲しいくらい、そばに置いておきたいんだよねぇ。 こんな事になるならさっさと求愛をしておけばよかったなぁ。 ね、オレの愛を受け入れて?オレさあ、我慢した方だよ?わかってるでしょ〜?」 そうして一拍置いて、彼は真剣に音を紡いだ。 その音は私にとって、嬉しい申し出だった。 「だから、オレの求愛を受け入れてよ。 オレの番になって」 そうまくし立てられ、あ〜と口を開く彼に私は困惑を隠せなかった。 その求愛は私もわかっている。 顔が真っ赤になってしまう私には早く早くと待ちわびている彼が居る。 私の返答に彼は笑ってくれるだろうか、幸せになってくれるだろうか。 そうして私は口を_____。 今日のラウンジの仕事なのですが、お休みしてもいいですか」 「どうしましたか、貴女が休みを取りたいだと言うのは珍しいですね」 ばちぱちと目を瞬かせ、目の前のアズールは困惑を隠せていない。 まあ確かに私は休みなど滅多に取らないから。 今日だけはいいだろう、仕方ないという思いでアズールに相談をする。 それは諦めにも似た何かというのを私だけが知っている。 むしろ、私だけが知っていればいい話だ。 「最近少し体調が良くなくて。 学業に差し支えるのは不味いでしょう?アズール」 「本当ですか?……ジェイドの件もあるんでしょう?」 「……まあ、ありますが。 ふふ、今日は彼と一緒だと少し荒ぶりそうなので行きたくないんです。 ごめんなさい、アズール」 「貴女が荒ぶるとはそれはそれでみたいものですね。 ええ、分かりました。 今日は休みでいいですよ。 代わりに別日を出勤にしておきます。 それと、貴女は一人じゃないんだから耐えきれなくなりそうであれば、ちゃんと相談をしてほしい。 それだけは約束をしてください」 「ふふ、努力します。 それでは」 さっさと、寝よう。 課題は深夜に片付ければいい。 夕飯は今日ぐらいは携帯食品でいいや。 多分夕飯についてはアズールにバレたら怒られるし説教されるなと思いながら、さっさと寮に戻る為にアズールに背を向けて歩き出した。 後ろでアズールが小さな声でやれやれ、ジェイドは何をしているんでしょうね。 いえ、ジェイドの事だからわかっているかとは思いますがなんて言っていたのに気付かなかった。 歩きながら、思うことは今の現状について、だ。 勿論アズールに言った体調悪いことは本当だ。 精神的に過度なストレスがかかっているのだろう。 その理由はわかっている。 けれど、彼の番でもないのに思い上がるな私。 ただらジェイドにとって、私は恋人ではあるはずだ。 けれど、ウツボは一夫多妻制。 私以外に好きな人が出来てもおかしくない。 それがムカついてたまらない、嫉妬だろう。 そんなことはわかっている。 わかっているのだ、私は番として成立をまだ出来てない事を。 彼はにっこり笑って、もう少しこのままで居たいとそう言っていたのだから。 諦める他ないだろう?彼に嫌われたら呼吸なんて出来ないのだから。 腸が煮えくり返りそうな出来事が起きている。 それは、今日から監督生のあの子がバイトとして入るということだ。 ラウンジの仕事を教えるのはジェイドだ。 私はそれを見たくないのだ。 これ以上何も傷つきたくない。 その一心で休んだ。 これ以上ストレスを抱えたくないというのもあるだろう。 これ以上、監督生さんを嫌いになりたくないから。 ずるい、ずるいなぁ。 ジェイドは私の恋人なのに、監督生さんはその私の恋人を取ってしまうんだもの。 怒りも悲しむのも疲れてしまったけれど、私の恋心はまだ残っている。 それが余計苦しいのだ。 ジェイド、ジェイド。 私の番になってほしいひと。 けれど、私の所に通っていた彼はいま通っているのは監督生さんの元である。 私がはっきりしなかったからなのだろうか。 いや、彼はまだこのままでと言っていた。 元々私より、監督生さんの方がよかったのだろう。 昔からそばに居た私よりも。 そうやって、ネガティブに考えながら、歩いていたらもう鏡の間に着いてしまった。 さっさと帰ろう。 アズールから許可は貰っている。 部屋に入って、引きこもる。 誰がなんと言おうと今日は引きこもる。 ジェイドに会おうと、だ。 フロイドだったら少し悩む。 アズールだったら出る。 だって、寮長だもの。 副寮長のジェイドが来ても出ません。 だって、ジェイドとあいたくないから。 会いたいけれど、あいたくないのだ。 ああ、好きなのになんて、言わなければ届かないのにと思って、自嘲してしまった。 「つかれた」 その一言を吐き出し、部屋へと向かう。 その間に見えるモストロ・ラウンジでは今まさに開店準備をしている事だろう。 サボってしまったことに胸は痛いが、体調に背は腹に代えられないと思っておくことにしてさっさと帰ろうとすると、後ろから声を掛けられた。 「おや、どこへ行くんです?」 私の恋人であるジェイドの登場だ。 今は会いたくなかった。 会うならせめて、もう少し心の準備が欲しかったのに。 私は後ろを向き、彼へと言葉を紡ぐ。 「今日は体調が悪くてアズールに言って休みにしてもらいました。 ジェイド、貴方は監督生さんに仕事を教えるのでは?早く戻った方がよろしいかと」 無理矢理笑みを浮かべた私をを見て、はあとため息を吐いた彼。 その彼を見た私はそのため息で迷惑を掛けてしまったと、とても悲しくなった。 そして、彼は私の手を取り、恋人繋ぎで部屋へ向かった。 まるで、彼女は僕の恋人であると主張しているようで。 まるでというのは笑ってしまうな。 私達はまだ恋人なのに。 でも、ジェイドの運命の人は監督生さんなのだろうということはわかっている。 だが、このまま私の部屋に向かわれるのはまずい。 彼は身内には優しい。 その身内は私とフロイドとアズールに限られるが、優しいのだ。 もし、もし、アレが見られたらまずい。 「そんなに無理矢理、笑わないでください。 無理をしているのがよくわかりますよ。 それに、僕は貴女が心配ですから。 少し抜けるぐらいどうにだってなるでしょう。 フロイドも今日は居ますしね」 「っジェイド、流石に貴方も私も居ないのは不味いのでは!?私はひとりでも、いいですから。 だから、戻った方が」 いいですよと言おうとしたら、彼はこちらを向き、悲しそうな目でこちらを見ていた。 初めて、そんな目を向けられた。 珍しいのだ、彼がそんな瞳をするのは。 そして、彼は言葉を紡ぐ。 「貴女は知ってましたか?最近貴女に避けられて僕はとても悲しいんです。 理由を教えて貰わなければいけないので、逃がすことができないんです。 ふふ、だから、ね?貴女の部屋に行きましょう。 ダメなら、僕の部屋でも構いませんよ。 だから、お互い話し合いましょう?」 それを君が言うのかと内心思ったが、話し合いは必要だろう。 遅かれ早かれ、しなければならなかったことだ。 いずれ別れを告げられることぐらい分かってたから。 それが早まっただけ。 そう考え、こくりと頷いた。 そんな私を見てよかったとほっとしている顔を見せるジェイド。 ああ、そんな顔をしないで。 もっと好きになってしまう。 別れがこわい。 近づく度に君が欲しくなる。 けれど、ジェイドは私から遠ざかるのがわかるんだ。 「ジェイド、私の部屋に行くつもりなの」 「そのつもりでしたが、ダメでしたか?」 「今日は、散らかってるからだめ。 ジェイドの部屋に」 行きたいと告げる前に彼は笑った。 その笑いは知っている。 アズールが契約を破った人に対して、ジェイドにお願いした時の顔だ。 そしてそれは、私も知っている彼がユニーク魔法を使う時の___それだった。 「かじりとる歯【ショック・ザ・ハート】」 彼の顔は真顔だった。 僕に隠し事など許さないとでも言わないばかりの顔だった。 やっぱり、彼にはお見通しだったようだ。 ジェイドはウツボ、私もウツボだもの。 同類である彼は本気で私を逃がすつもりがないようだ。 「僕に何を隠しているんですか?」 口だけが開こうとしたが、私は口を手で抑える。 彼にバレたら、不味いのだ。 隠してることと言えば、二つしかない。 一つは、彼への想い。 もう一つのそれは_____転寮の届出である。 それは色んな事をやらねばならないが、そのための届出だ。 今日書いて、明日にでもアズールに出すつもりだった。 だって、これ以上私が耐えられないから。 けれど、ジェイドと出会ってしまった。 ジェイドは無理矢理でも私の口から言わせたいらしい。 私が手で口を抑えてるのを見て、手を外させるつもりなのか、ジェイドはにっこりと笑って顔を首筋に近づけている。 まって、まって、何をするつもりなの、ジェイドと声を出したいが、声を出したら最後である。 彼の質問を否が応でも答えなければならない。 彼は私の首筋にぐっと噛み付いた。 痛みの余り、声をあげてしまいそうになった。 けれど、寸前の所でなんとか押しとどめたのだ。 彼は噛み付いた所を鋭い歯が皮膚を破き、もっともっとと言うように奥まで私の血を求めて噛み付いてきている。 流れている血は彼の舌に舐められている。 まって、まって、ジェイド。 もう、むり。 私は痛みに耐えきれず、口から手を離してしまい、彼の頭を押した。 もう無理だと訴える様に押すが、女と男だ。 力の差は歴然である。 彼は口から手が退いたことをわかり、血がついたままの歯でにたりと笑って、言い放つ。 「もう一度問いますよ、『僕に何を隠しているんですか?』」 答えなければわかっているよなと言うようなそんな雰囲気を纏っている。 私は答えるしかないのだ。 彼のユニーク魔法はそういうものだから。 私の口は素直に開いてしまった。 「一つは、ジェイドへの想いと、もう一つは」 「もうひとつは?」 「もう、ひとつは……転寮届出」 「へえ、僕への想いは後で沢山聞かせて貰いましょうね。 転寮届について今は聞かせて貰いましょう。 ね、貴女の部屋に行かせてくれますね?ダメと言っても行きますので、早く行きましょうか」 ぐいと手首を掴まれ、逃げるにも逃げられない。 それに、彼は逃がすつもりがないのだ私の事を。 知っている。 ウツボはそういう種族である。 獲物は逃がさない。 私もウツボだから、知っている。 けれど、けれど、どうしてここまで私に執着するの。 彼は怒っている。 それはわかっているし、けれど、彼の考えが分からなくてもぽろぽろと涙が零れてしまう。 ああ、本当についていない。 私はジェイドの運命の人ではないのに、ジェイドは私を逃がさないつもりなのか。 ひどいひとだ。 「ジェイド、どうして?ジェイドの運命の人は監督生さんでしょう?だって、私と居てくれなかった。 私のところに、通ってくれなかったでしょう。 だからもう、私を捨てたんじゃないの」 ひどい、ひどいとこの恋心は叫ぶ。 その恋心の想いは皮肉にも彼のユニーク魔法によって、彼本人にぶつけてしまった。 ぽろぽろと流れていた涙はぼろぼろと大きな粒へと進化していた。 彼はこちらを向き、掴んでいた手首をそっと離して私の方へ向いた。 その瞳は獰猛なウツボを彷彿とさせた。 「僕の運命の人は貴女だけです。 それに、監督生さんをアズールが好きなんですよ。 アズールが聞いて欲しいと言っていたので聞いていたんです。 何なら、アズールに聞きますか?それにそのせいで貴女に会う時間が作れなくて、貴女とすれ違う生活を送っていたので今日はとても楽しみだったのですが」 まあ、貴女の本心に触れられたのだから、別にいいですよと楽しそうに言っている。 ジェイドは何を言っているの?とぱちぱちと目を瞬かせると、 とりあえず貴女の部屋に行って、首筋の傷を治しましょうかと笑ったジェイドに腕を引かれるがまま、合鍵を出し、私の部屋に入る。 合鍵?いつの間に作ったんだジェイドと疑問を持つが、別にいい。 とりあえず彼の真意を確かめなければいけない。 その真意を確かめられたときは、きっとジェイドを分かることが出来る。 理解が、出来るんだ。 そう思って、私は彼に問うた。 「ジェイド、まさかあれは全部___」 貴方の掌の上だったの?と私の言葉を聞かずとも彼は歯を見せながら、笑った。 「ようやく気付いたようで、何よりです。 とても愛らしい僕の番になる貴女は、もう僕から離れられないんですから」 彼はにたりと笑っている。 私はこのウツボへの恋心と共に一生を生きるしかないのだとそう分かってしまった。 もう、逃げることなど出来やしないのだから。

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