腸液 アルカリ性。 アシドーシスとアルカローシスの原因と仕組みをわかりやすく解説

【疑問】体内をアルカリ性にしたら、健康になるという根拠について。

腸液 アルカリ性

関連する用語 小腸の内部の輪状ヒダから伸びる細長い組織。 腸絨毛や絨毛突起とも呼ばれる。 腸絨毛は粘膜上皮が粘膜固有層によって押し上げられて生じた、直径0. 1~0. 2mm、長さ0. 4~1. 0mmの円柱状の突起である。 約50万個が小腸内に存在する。 リンパ管と毛細血管が通っており、吸収された脂質はリンパ管、グルコースとアミノ酸は毛細血管を通って運ばれる。 絨毛にある吸収上皮細胞の寿命は24時間で、1日約150gの細胞が剥がれて排泄されるが、一部はタンパク質として吸収される。 吸収上皮細胞の表面は微絨毛… 外分泌を行う腺。 腺房で作られた分泌液は導管を通過する間に成分の調整を受ける。 小腸の上皮細胞にある腸腺(リーベルキューン腺)や十二指腸のブルンネル腺から分泌される、透明〜薄黄色の強いアルカリ性の消化液。 腸液は1500~3000mlが一日に分泌される。 酵素としてアミラーゼ、マルターゼ、インベルターゼ、ラクターゼ、エレプシンおよび少量のリパーゼを含む。 腸液がアルカリ性であるのは、胃液を中和して各酵素が働きやすいpH(至適pH)にするためである。 また、胃酸から腸粘膜を保護する役割も持つとされる。 腸ではアルカリ性の膵液,腸液の分泌によって胃液が中和され,これ… リーベルキューン腺を参照。 リーベルキューン腺を参照。

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嘔吐でアルカローシス、下痢でアシドーシスになる理由

腸液 アルカリ性

1.膵臓 Pancreas 膵臓は長さ15cm程度で胃の後下部にあります。 膵臓から膵液を分泌する 主膵管は総胆管と合流し、十二指腸乳頭部に開口しており、 副膵管はその上部に開口しています。 膵臓では腺房細胞 Acinar cells によって多くの消化酵素が産生され、膵管から十二指腸へ分泌されます。 膵臓はまた ホルモンを産生する場所でもあります。 膵臓内には ランゲルハンス島 islet of Langerhans と呼ばれる細胞集団があります。 その中の アルファ細胞は グルカゴン Glucagon という血中グルコース濃度 血糖)を上昇させるホルモンを産生します。 また ベータ細胞は インスリン Insulin を産生し、血中グルコース濃度を低下させます。 デルタ細胞はこれらのホルモン分泌を調節する ソマトスタチン Somatostatin を分泌します。 糖尿病 Diabetes mellitus : 遺伝要因や肥満、ストレス等によってインスリン分泌低下や作用低下が起こり、血糖値が上昇します。 糖尿病にはインスリン依存性のI型と非依存性のII型糖尿病があります。 膵液 Pancreatic juice 酵素 機能 トリプシノーゲン Trypsinogen 活性化されてトリプシンになり、蛋白をペプチドに分解する。 キモトリプノーゲン Chymotrypsinogen 活性化されトリプシノーゲンになる。 蛋白をペプチドに分解する。 プロカルボキシペプチダーゼ Procarboxypeptidase 活性化されカルボキシペプチダーゼになり、ペプチドのC末端から分解する。 膵アミラーゼ Pancreatic amylase 澱粉を分解する。 膵リパーゼ Pancreatic lipase 脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する。 リボヌクレアーゼ Ribonuclease RNAを分解する。 デオキシリボヌクレアーゼ Deoxyribonuclease DNAを分解する。 膵液の95%以上は水分ですが、消化に重要な酵素、塩類等を含みます。 特にNaHCO3は胃液の酸性を中和するのに重要です。 膵液も条件反射や食物が口腔内に入ることによる脳相 Cephalic phase と食物が十二指腸内に入った場合の腸相 Intestinal phase に分泌されます。 小腸は 十二指腸、空腸、回腸に分類されます。 小腸は栄養素の吸収に重要な臓器であり、栄養素の吸収面積を大きくするための構造を持っています。 小腸の内壁には輪状ひだがあり、輪状ひだには多数の 絨毛 Villi におおわれています。 さらにそれぞれの絨毛を構成する細胞の表面には 微絨毛 Microvilli)があり、栄養素の吸収面積を単なる管状構造に比べ約600倍拡大しています。 小腸に入った食物は腸管の運動によって消化・吸収が促進され、大腸の方へ輸送されます。 蠕動運動 Peristalsis :小腸は内側の輪状筋と外側の縦走筋よりなり、2層の間にはアウエルバッハ神経叢があります。 振子運動 Pendular movement :比較的近い場所の縦走筋が収縮と弛緩を交互に繰り返し、食物を混和します。 分節運動 Segmenting mevement :比較的近い場所の輪状筋が収縮と弛緩を交互に繰り返し、食物をよく混和します。 腸液 酵素 機能 エンテロキナーゼ Enterokinase トリプシノーゲンをトリプシンにする。 マルターゼ Maltase 麦芽糖をブドウ糖に分解する。 腸リパーゼ Intestinal lipase 脂肪を分解する。 ラクターゼ Lactase 乳糖をブドウ糖やガラクトースに分解する。 シュクラーゼ Sucrase 蔗糖をブドウ糖や果糖に分解する。 ジペプチダーゼ Dipeptidase ジペプチドをアミノ酸に分解する。 アミノペプチダーゼ Aminopeptidase ポリペプチドのN末端から分解する。 腸液は1日に約2.4l程度分泌されるアルカリ性の液です。 十二指腸のブルンナー腺 Brunner gland からは主として粘液とNaHCO3が分泌され、小腸のリーベルキューン腺 Lieberkuhn gland からの分泌液には酵素が含まれます。 これらの消化酵素は小腸上皮細胞の微小絨毛付近に大量に分布しており、微小絨毛近くで消化された栄養素が効率よく細胞内に吸収されるようになっています 膜消化。 小腸における吸収 吸収のメカニズム :人体に摂取された食物は消化管を通過する過程で体内に吸収されやすいかたちに消化されます。 消化された栄養素のほとんどは小腸壁にて吸収されますが、吸収の機序は栄養素によって異なります。 (1) 受動輸送 Passive transport :物質が細胞内外の濃度差等により勾配に従って拡散、浸透すること。 濃度勾配が高いほど吸収が促進されエネルギーは必要としません。 (2) 能動輸送 Active transport :物質を細胞内外の濃度勾配に逆らって輸送します。 勾配に逆らって輸送するためのエネルギーが必要です。 (3) 促通拡散 Facilitated diffusion :物質を輸送する担体 Carrier が存在し、物質がキャリアーに結合して輸送される。 (4) 飲作用 Pinocytosis :細胞が細胞膜にて物質を包み込むような形で取り込むこと。 このうちほとんどは小腸で吸収され、残りは大腸で吸収されるか体外に排出されます。 水分の多くは浸透圧差による受動輸送で吸収されます。 カリウム(K+)イオンは受動的に輸送されます。 (3) タンパク質:消化管内の蛋白分解酵素によってほとんどのタンパク質はアミノ酸まで分解され、吸収されます。 アミノ酸によってはナトリウムイオンとの共輸送で細胞内に取り込まれます。 (4) 脂肪:まず脂肪は胆汁によって乳化され、直径約1umの粒になります。 さらにリパーゼと胆汁成分の作用でミセル Micelles という直径3-6nmの粒になります。 ミセル中の脂肪酸とグリセロールは小腸上皮の微小絨毛から細胞内に吸収され、カイロミクロン Chylomicrons になり、ゴルジで分泌顆粒にパッケージングされてリンパ管へ入ります。 (5) ビタミン:水溶性ビタミンは拡散によって吸収されます。 脂溶性ビタミンは脂肪とともに吸収されます。 B12は内因子に結合して吸収されます。 (6) 炭水化物:炭水化物は酵素のよって単糖類にまで分解され、吸収されます。 小腸における糖の吸収機構 小腸上皮の微絨毛近くの細胞膜には糖を輸送する 担体 キャリアー)蛋白が存在します。 ブドウ糖(グルコース)を輸送する担体は sodium-dependent glucose transporter SGLT と呼ばれナトリウムイオンと共に細胞内にグルコースを取り込みます(共輸送)。 ガラクトースもこの担体によって輸送されます。 フルクトースはナトリウムイオンを必要としない担体によって輸送されます。 大腸は 盲腸 Caecum 、結腸 Colon 、直腸 Rectum よりなる長さ約1.5mの管状構造をしています。 大腸からはアルカリ性のの大腸液が分泌されていますが、消化酵素はほとんど含まず、粘液によって粘膜の保護を行っています。 大腸では消化はほとんど行われず、水分とナトリウムの吸収を行っています。 また大腸内には多数の 腸内細菌がおり、小腸で消化されなかった物質の処理を行っています。 これら細菌による発酵はインドール、スカトールなどの悪臭物質を産生します。 便秘 Constipation : 便が腸管内に長時間停滞し、水分が吸収されて排泄されにくくなります。 腸管の通過障害や弛緩、痙攣等による通過障害によって起こります。 下痢 Diarrhea :いろいろな原因で便の水分がうまく吸収されないことによって起こります。 細菌感染や炎症、腸管運動異常等によって起こります。 イレウス Ileus : イレウスは腸閉塞とも呼ばれ、腫瘍、炎症、腸管癒着等によって腸内容物の通過が障害されることを言います。 イレウスになると嘔吐、腹痛、排便・排ガス停止がおこり、腹部X線写真で 腸管のガス像と鏡面像 Niveau が見られます。 虫垂炎 Appendicitis : 虫垂内腔がなんらかの原因で閉塞し、2次的に細菌感染を起こします。 腹痛、嘔吐、発熱等が現れます。

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腸液 アルカリ性

肛門(おしりの穴)の秘密はね? お腹が冷えて下痢しちゃうのは、お腹周辺を温めるためかもね?という仮説を提示する記事で、おまけ的に以下のような記載をしています。 下痢するとおしりの穴がヒリヒリと痛むことがあるけれど、あれって腸液がアルカリ性だからなんだって!• アルカリ性だと、肛門まわりの皮膚というかタンパク質が溶けちゃうんだって!ちょう怖いんですけど~ 下痢の際にお尻が痛むのはなぜだ? それは、 腸液がアルカリ性だからだ。 (完) どうしてアルカリ性? 残念ながら、上記記事においては「腸液 なぜアルカリ?」の問いを抱えてアクセスしてくださった方へ直接的な回答を示すことができていません。 アルカリ性であることの原因や理由、生理学的な意図を示すことが出来ていないからです。 では「なぜアルカリ?」の答えとしてどのようなものが考えられるでしょうか? 原因論的解答 腸液がアルカリ性であることの「原因」について考えてみましょう。 溶媒と溶質 アルカリ性であるとは、水素イオン濃度の値を示すpHが7より大きいことを示しています。 水がpH7であることと、生物の体の大半が水で出来ていることを考え合わせれば、水に何かが溶け込んだために水素イオン濃度が下がった(pHが上がった、アルカリ性になった)はず。 インターネット上にも各種体液のイオン組成等は情報がありますが、アルカリ性なのは炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)が存在するせいでしょうか。 腸液は「やや黄色」や「粘稠」などの情報もありますので、その他の溶質が関与している可能性も。 機能論・目的論的解答 機能やその目的からアルカリ性であることを説明することもできるでしょう。 お尻をヒリヒリさせるため 「足の小指がその存在を人間に知らしめるため、たまにタンスの角に自ら敢えてぶつかりにいく」という説があるように、目的論的解釈は想像力をかき立ててくれます。 腸液がアルカリ性なのは、蔑ろにされがちな肛門の存在を知らしめるため• 暴飲暴食など下痢するような行動をとった人間への懲罰• 人類にウォッシュレット開発を促すため が、あまり科学的でないので受け容れられないものと思われます。 中和剤 胃液には塩酸を含むため強い酸性を示します。 中学や高校の理科の時間に指摘されたように、塩酸の取り扱いには細心の注意が必要です。 塩酸が要注意なのは、カラダを構成するたんぱく質を変性させて元に戻らなくさせる力があるため。 皮膚についたり目に入ったりすると、火傷のような状態になったり失明したりする危険性があります。 酸の危険は体内でも同じこと。 胃から肛門へ続く消化管の中を強い酸性の液がそのまま流れて行けば、腸内は荒れ荒れのボロボロ状態になってしまうでしょう。 だから、 胃酸を中和するために腸液は(胆汁も膵液も)アルカリ性なのだ。 なるほど。 消化酵素を助ける 酵素なるものの実態は、タンパク質です。 アミノ酸が数百個ほど連なった巨大な分子であり、食べ物に含まれる成分を分解する働きがあるため消化酵素とも呼ばれています。 この消化酵素にはいくつもの種類がありますが、中には アルカリ性の環境で最もうまく機能を発揮できる特徴を持った酵素が存在しています。 腸液に含まれ、腸液内で仕事をする酵素にとってはアルカリ性であることが機能発現の要件となっていると考えられます。 だから、 消化酵素の働きを促すために、腸液はアルカリ性なのだ。 なるほど。 乳酸菌と共に 最近では乳酸菌の健康効果が盛んに喧伝され、乳酸菌飲料を飲んで入れば風邪にだってかかりにくくなる…といった趣旨の宣伝さえなされるようになりました。 腸内細菌叢さまさま、というわけです。 ただ、乳酸菌の本領は腸液でヌメる腸内でこそ発揮され、メイン栄養分である糖に関して宿主たる人間と取り合いしながら生活を営んでいます。 糖を取り込み、分解時にエネルギーを獲得し、乳酸菌にとってごみであるところの不要になった乳酸を捨てる。 そう、腸内では消化酵素だけでなく乳酸菌もせっせと働いているのでした。 さてこの乳酸菌の働きですが、不要物として捨てられた乳酸は、その名の通り酸であり水に溶けると酸性を示す物質です。 この点が実は曲者で、乳酸菌は酸性の環境では上手くごみを捨てられず、増殖も遅くなることが知られています。 できることなら、職場はアルカリ性の環境であってほしい。 そうした現場労働者の訴えが上長に届き、管理者の心を打ったのかは分かりませんが、都合の良いことに腸液はアルカリ性であり、乳酸菌にとっては最適な職場環境が提供されているのでした。 だから、 乳酸菌の働きを促すために、腸液はアルカリ性なのだ。 なるほど。 進化論の観点から 上記のような機能や目的のお話は、なんとなく納得する分にはもってこいなのではないでしょうか。 ただ、進化論という観点を摂り入れるならば話は少しだけ違ってきます。 消化酵素の働きを助けるために腸液がアルカリ性となったのではなく、 アルカリ性の中でこそ最高のパフォーマンスを発揮する酵素が選択され、それ以外は淘汰されたといえるかもしれません。 また、乳酸菌の働きを促すために腸液がアルカリ性となったのではなく、 アルカリ性のなかでも力を発揮できる乳酸菌が腸内に棲みつくようになったのかもしれません。 進化の過程を再現することはできず、今ある現実世界の観察結果からストーリーを紡ぐしかないのですが、ここに示したお話に腹落ち感が得られないのなら、フン詰まりな感じで気持ちが悪いなら、乳酸菌のお薬でも飲みながらご自身で新たなストーリーを創造してみてください。

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