資生堂 デザイン。 『資生堂のデザイン -新しい価値づくりへの挑戦-』がファンやクリエイターの聖地、資生堂企業資料館にて開催!|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する

組織管理(4)組織デザインのケーススタディ「資生堂」「トヨタ」「ソニー」の狙いは?

資生堂 デザイン

本書「資生堂宣伝史」は、創業から1979年当時までに展開されたCI、パッケージデザイン、CM、広告デザインなどの膨大な情報を編纂した資料集です。 明治・大正・昭和を通し、資生堂が化粧品事業を発展させていく理念は、一貫して「より美しいものの追求」でした。 1916年には社内に意匠部を設置、当時の日本の代表的なデザイナーたちの、時代の美意識を創りだそうとする意志とともに進化し、アール・ヌーヴォー、アール・デコの様式を取り入れながら、次第に「資生堂スタイル」を完成させていきます。 和文ロゴタイプ。 現在の「資生堂書体」ができあがるまで経た何段階もの過程。 大正時代以降は中国で使われた宋朝体活字をベースに、幾人ものデザイナーが手を加えながら受け継がれました。 1927年頃にはほぼ現在に近いかたちになっていることがみてとれます。 和文ロゴタイプに一歩遅れて確立した欧文ロゴタイプの変遷。 独自の資生堂調唐草文様。 リズミカルで洗練されたデザイン。 前述の和文欧文ロゴタイプ、唐草紋様に加え、資生堂の企業イメージを印象づけてきたのはイラストレーション表現。 戦前戦後を通じて、イラストレーションによる広告制作の中心的存在は山名文夫でした。 余白を生かし、流れるような繊細な線で女性を描き、モダンで洗練された企業イメージを創りあげていったのです。 また、資生堂に限らず、広告、装丁、挨拶状など幅広くデザインの仕事を手がけた山名文夫。 さらに詳しく知りたいかたには作品集や、自伝的エッセイ、展示図録などもおすすめです。 そして時代は変わり1970年代前半、社会の流行は変化し、「アンアン」「ノンノ」などが創刊され、人々のライフスタイルはよりカジュアルな方向へ向かいました。 それに呼応するように、資生堂のデザインも改革の時を迎えることとなります。 (左上)昭和42年 AD:中村誠 D:石岡瑛子 P:横須賀巧光 C:犬山達四郎 (左下)昭和44年 AD:中村誠 D:松永真 P:横須賀巧光 C:小野田隆雄 (右)昭和41年 AD:中村誠 D:石岡瑛子 P:横須賀巧光 C:犬山達四郎 昭和49年 AD:中村誠 D:天野幾雄 P:横須賀巧光 C:小野田隆雄 (左)昭和48年 AD:中村誠 D:花内勇 P:横須賀巧光 C:細川拓一郎 (右)昭和53年 AD、D:中村誠 P:横須賀巧光 C:内田今朝雄 資生堂調と呼ばれ、唐草とアールデコを基調としたスタイルが完成に向うと同時に、その枠を破ろうとする動きが生じます。 従来の資生堂調の殻を壊す新しいスタイルのデザインは、歳若いアートディレクターやデザイナーによって生み出されました。 いわば「反資生堂スタイル」のダイナミックな表現を担ったのは、中村誠、水野卓史、仲條正義、石岡瑛子、村瀬秀明、松永真、太田和彦ら。 「反資生堂スタイル」といってもそれは伝統への反逆ではなく、資生堂の伝統的なデザインをより幅広く、強くするための改革でした。 昭和40〜51年 AD:水野卓史 D:久保曩介、海野隆志 P:横須賀巧光 C:天谷行雄 ほか 昭和45年 AD:中村誠 D:村瀬秀明 P:横須賀巧光 C:犬山達四郎 (左)昭和42年 AD:中村誠 D:細越麟太郎 P:津吹純一 (中)昭和41年 AD、D:中村誠 P:横須賀巧光 (右)昭和40年 AD:中村誠 D:村瀬秀明 P:横須賀巧光 (左)昭和42年 AD:水野卓史 D:久保曩介 P:安達洋次郎 C:細川拓一郎 (右)昭和40年 AD:金子秀之 D:税所篤俊 P:小川隆之 C:細川拓一郎 さらに、横須賀巧光、繰上和美、十文字美信など写真家たちの存在も忘れてはなりません。 新たな広告表現に挑戦したアートディレクターやデザイナー、写真家、コピーライターたちと、彼らによる変革を受け入れた上層部。 すぐれた才能を統合した結果、質の良い仕事が生まれ、資生堂の広告は成功したのです。 1970年代、資生堂のデザイン変革期においてもっとも尖った広告表現を試みたのは、デザイナー・太田和彦なのではないでしょうか。 本書は氏の手がけた1970〜1980年代当時の雑誌広告作品を編纂した作品集です。 写真家・十文字美信とタッグを組んだ資生堂シフォネットシリーズ。 「資生堂のデザイナーは女を描けなければならない」という命題を、自分なりに表現しようとした太田氏。 生々しい存在感をもつ写真は、ドイツの写真家オーガスト・ザンダーの作品からヒントを得たそう。 「資生堂の香り」シリーズ。 撮影は富永民生。 扉で紹介したブランドの香りを、中見開きページでは商品を掲載せず「匂うような」表現に挑戦した異色すぎる広告。 「資生堂の香り」シリーズ続編。 オブジェ化された人物、抽象的なデザイン、商品は画面に取り入れられたものの、認知できる極限の小ささ(前後のページで商品はしっかりと紹介しています)に。 このようなアートディレクターと写真家による即興演奏のように冒険的で、かつ計算されつくした画面構成にとても憧れます。

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資生堂の出身大学・学歴について

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Image: 資生堂 肌に優しい除菌スタイル。 資生堂から、新型コロナウイルス感染拡大の抑制に効果的な「手指消毒用エタノール液」と、「手指消毒用エタノール液(つけかえ用)」が登場しました。 ありそうでなかった、資生堂謹製の消毒用アルコールですね。 大きな特徴としては、手にやさしい保湿成分を配合している点。 化粧品会社ならではの技術と知見を活かした、手荒れに配慮したアルコール液となっています。 手洗いや手指消毒が重要な昨今、手荒れに悩まされている人も少なくありません。 これからも消毒は大事になりそうですし、保湿 is 重要。 有効成分は、エタノール76. 9〜81. 4vol%。 添加物にグリセリン、トリイソオクタン酸グリセリンを配合しています。 さらっとした液体タイプで、すぐに乾く速乾性。 容量は500ml、指定医薬部外品です。 2020年8月上旬発売予定で、価格は未定。 まずは要望の多い東京都の店舗から展開していき、徐々に販売エリアを拡大する予定とのこと。 設置場所の景観を乱さないシンプルなデザインも、資生堂らしい大人の落ち着きという感じでいいですね。 Source: 資生堂.

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時代とともに進化した資生堂スタイル。先駆者たちが築き上げたデザインの歴史。

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Image: 資生堂 肌に優しい除菌スタイル。 資生堂から、新型コロナウイルス感染拡大の抑制に効果的な「手指消毒用エタノール液」と、「手指消毒用エタノール液(つけかえ用)」が登場しました。 ありそうでなかった、資生堂謹製の消毒用アルコールですね。 大きな特徴としては、手にやさしい保湿成分を配合している点。 化粧品会社ならではの技術と知見を活かした、手荒れに配慮したアルコール液となっています。 手洗いや手指消毒が重要な昨今、手荒れに悩まされている人も少なくありません。 これからも消毒は大事になりそうですし、保湿 is 重要。 有効成分は、エタノール76. 9〜81. 4vol%。 添加物にグリセリン、トリイソオクタン酸グリセリンを配合しています。 さらっとした液体タイプで、すぐに乾く速乾性。 容量は500ml、指定医薬部外品です。 2020年8月上旬発売予定で、価格は未定。 まずは要望の多い東京都の店舗から展開していき、徐々に販売エリアを拡大する予定とのこと。 設置場所の景観を乱さないシンプルなデザインも、資生堂らしい大人の落ち着きという感じでいいですね。 Source: 資生堂.

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