ギャンブル 依存 症 を やめ させる に は。 大切な家族を依存症から脱却させる方法【柴 真也】

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ギャンブル 依存 症 を やめ させる に は

ギャンブル依存症の方、もしくは依存症患者を持つご家族にとって最も気になるのが「 依存症は治るのか、治らないのか」ということかと思います。 結論から言うと、どちらとも言えます。 あいまいな表現と思われるかもしれませんが、これには理由があります。 それは依存症は完治できるものではなく、一生付き合っていくものだからです。 ただし、治らないとわけではありません。 ギャンブル依存症から回復することはできます。 詳細は後述しますが、ギャンブル依存症についての正しい理解が得られていないことが多々あります。 誤った知識により、途中で治療を投げ出してしまったり、もしくは、家族のそうした状況に気づかずに依存をより深刻にさせてしまっていることもありえます。 ご自身やご家族がギャンブル依存症から回復するためにも、この記事を通して「ギャンブル依存症とはどういったものなのか」しっかり理解していきましょう。 ギャンブル依存症とはどんな状態を指すのか ギャンブル依存症とは「社会生活に支障を来すにも関わらず継続的にギャンブルを繰り返してしまう状態」を指します。 組織や団体によって、「ギャンブル依存症」の説明は若干異なりますが、簡単に説明すると上記のようになります。 ギャンブル依存症の大きな特徴として、やめたくてもやめられないという点が挙げられます。 そのため、自分の意思でギャンブル行為をコントロールすることはほぼ不可能です。 また、ギャンブル依存症になると、次第に物事をギャンブル中心で考えるようになっていきます。 例えば、以下のような思考や行動をとるようになります。 ・収入を得ると「ギャンブルで倍にできる」と考える ・家事や育児をよそにパチンコや競馬場などに足を運ぶ ・家族の生命保険を解約しお金を得る、金銭を盗む 参考: 2. ギャンブル依存症について勘違いされがちなこと 脳梗塞や心臓疾患、ガンなどのほかの病気とは異なり、ギャンブル依存症はまだまだ自分たちで対処できると思われている節があります。 「ギャンブル依存症は病気である」という認識が、まだ十分に世間で浸透していないからかもしれません。 ここでは、ギャンブル依存症で多い勘違いについて見ていきましょう。 「完治」というよりは「克服(回復)」といった方が適切です。 ギャンブル行為が継続されると、脳はその時の快楽を記憶として定着させます。 そして残念ながら、一度定着してしまうと、これを取り除くことはできません。 つまりギャンブル依存症の治療では、ギャンブルをしないための習慣づくりを生涯にわたって継続することが求められます。 しかし、誤解1でもお伝えしたように、脳に刻まれたギャンブルへの欲求を意思の問題で片付けることは難しいです。 ギャンブル依存症で苦しむ人の大半は、やめたくても自制できないのが実態だからです。 家族側からすれば納得いかない部分もあるかと思いますが、ぜひそのことをおさえておいて下さい。 従って健康保険はもちろん、民間保険でも対象となっているケースは多くあります。 治療の際は、自分たちが条件を満たしているか予め確認してみて下さい。 もし保険に関して分からないことがあるならば、加入している機関に直接問い合わせてみて下さい。 また、ギャンブル依存症の本人が、自身が依存症であることを自覚していないこともあります。 依存症かどうか定かでない場合でも、その兆候が見受けられるならば、積極的に病院や自助グループの助けを求めて下さい。 速い段階での行動が克服・予防に繋がります。 何がギャンブル依存症からの回復を困難にさせるのか 誤った知識がギャンブル依存症の回復を困難にさせていることがあります。 ギャンブル依存症は適切な処方次第で、十分克服できる疾患です。 もし克服できていないのならば、以下の原因が考えられます。 ・依存者本人が自分の行動を否認しつづける ・自身の状況に危機感がない ・自助グループへの参加頻度が少ない、行かなくなる こうしたものが全てではないにせよ、上記3点はいずれも依存症から抜け出せていない方に多くみられるケースです。 依存症者の中には 自分が依存症であると認めたがらない場合があります。 治療プロセスではじめに重要になるのがこの認識を改めるところです。 もし身内であるあまり、なかなか厳しいことを言えない、あるいは逆に感情的に言い過ぎてしまう場合があるのなら、専門機関などにご相談ください。 はじめは自身の依存症を自覚したとしても、その後再びギャンブルに戻ってしまうことは少なくありません。 最初のうちは自助グループのプログラムに参加していても、時間が経つと、「もう自分は大丈夫だ」と思ってしまう方もいらっしゃいます。 依存症問題は、いかに自分の過去と見つめ合うことができるかが解決のカギとなります。 依存症者になると、どうしても事実と自身の認識にある種の壁を作ってしまいます。 本人が大丈夫だと言ったとしても、鵜吞みにしないことが重要です。 ギャンブル依存症を回復するために、家族ができること ギャンブル依存症では、依存症者本人の自発的な行動が求められますが、それをサポートできるのは家族です。 専門的なことは自助グループに任せることが一番ですが、最後に家族側ができることをまとめておきたいと思います。 依存症に関する適切な情報収集を心掛ける ギャンブル依存症の治療過程では、家族側の理解が必要です。 まずは、依存症を専門とする団体のHPやニュース記事など、情報を集める体制を作りましょう。 「依存症は本人の意思で解決困難」など基本を抑えておくだけでも、心理的な負担に違いが見られるかと思います。 家族が依存症から抜け出すためにも、また自分たちが必要に苦しまないためにも情報は集めて下さい。 よく分からない場合は、自助グループ等に直接電話してみるのも1つの手です。 援助はしない 家族側ができる最大の援助は何でしょうか。 それは、依存症者に対して、決して援助しないことです。 ギャンブル依存の治療ではまず、依存症者にしっかりと過去の責任を取ってもらうことが大事になります。 それはまた、本人の認知の歪みを取り除くことにもつながるからです。 問題を直面させることが治療を進める上での第一歩となるので、援助は絶対にしてはいけません。 まとめ いかがだったでしょうか。 今回の要点は以下のようになります。 両立は難しいですが、それを実現するために治療機関は存在します。 もし、依存症に関してご相談等あれば、ぜひお近くの団体にお電話してみて下さい。 私たちヒューマンアルバでも無料相談を受け付けております。 心より、ご連絡お待ちしております。 今回の記事が皆さまの一助となれば幸いです。 依存症者を回復につなげるためには、まずご家族が対応を変えていく必要があります。 ・つらい思いを吐き出す場として ・状況を変えていく学びの場として ぜひ、ご活用ください。 お申し込みはから ---------------------------------------------------------------------- 参考: ・帚木蓬生『ギャンブル依存とたたかう』 2004 新潮選書 ライター名: ブランコ先生.

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家族や配偶者のギャンブル依存症を【やめさせる】には

ギャンブル 依存 症 を やめ させる に は

ギャンブルをしたいという欲求に対して自己コントロールが効かなくなる病気です。 最初は軽い気持ちで始めたギャンブルが、いつの間にかやらないと落ち着かない状態になり、次第に欲求をコントロールできなくなります。 ギャンブルなどの強い刺激に触れると、脳内ではドーパミンが分泌され、脳の報酬系部分が異常に活性化されます。 特効薬はなく、進行性で不治の病と言われるぐらい自然治癒が非常に困難な病気です。 ギャンブル依存症が疑われる人数は、国内で約500万人も存在するという推計がの研究班より公表されています。 本人はもちろん、家族も悩まされていることを考えると、とんでもない人数がこの病気に振り回されているということになります。 また、日本においてギャンブル依存症患者のほとんどは パチンコ・パチスロへの依存と言われています。 ギャンブル依存症の原因 ギャンブルで勝つと脳は快感を覚えることから、ギャンブルそのものは人をいきいきとさせる要素を多く持っています。 「自分は何をしたいのか分からない」という内面の空虚感を感じる現代人が多い今、必死にその穴を埋めようとSNSやゲームなど手軽なツールに興じて満足感を得ようとしますが、ギャンブルもまたそのひとつです。 しかし、それは自分の真の欲望とは異なる代理的かつ受動的な行為であるため、本物の質的満足感がいつまで経っても得られず、行為の量だけが増大していきます。 いつしかそれは依存症へとつながります。 ギャンブル依存症になる人はそのイメージとは異なり、きちんと家庭を持ち職場では信頼され、仕事をばりばりこなす真面目なサラリーマンという人が意外に多いのです。 本人も気が付かないまま抑圧された感情をうまく吐き出せず、ギャンブルで発散しているケースは珍しくありません。 普段は真面目で、むしろ自己コントロールが強いタイプには、根本に根深い自己否定が潜んでいることもあります。 また、「依存症」は日本ではしばしば「自己責任の行為」、「意志が弱い人間」などと扱われます。 依存症はダメ人間がなるものとされる風潮が、ますます本人を苦しめ、症状を増長させることにつながっています。 ギャンブル依存症の症状 ギャンブル依存症は次のような症状が挙げられます。 いつもギャンブルのことばかり考える• ギャンブルに使うお金が増え続ける• 「やめる」と一度決心したにも関わらずギャンブルを繰り返す• ストレスや苦悩から逃れたくてギャンブルをする• 負けた分を取り返すためにギャンブルをする• ギャンブルに使った金額を家族にバレないよう嘘をつく• ギャンブルの資金を集めるために生活費に手を付けたり、などで借金する• 違法行為に手を染める• 金銭トラブルから、友人や職場の人間関係が破綻する ギャンブル依存症チェック ギャンブル依存症かどうかの判断基準には、アメリカのサウスオークス財団がギャンブル依存症の診断のために開発したテストが日本でも用いられています。 少しでも依存症の疑いがあると感じられた方は、早めに専門家の下で正しく診断してもらいましょう。 家族にできること ギャンブル依存症は自己コントロールができない病気ですから、本人の意志だけで脱却できるものではありません。 危機的状況でもないのに一方的に禁止を強要してしまうのは逆効果です。 家族による一方的な禁止は、病気が治らないばかりでなくやめられなかった自分の意志の弱さを責め、さらに依存症を悪化させる原因にもなります。 一時的には治ったように見えてもまた再発しますので、家族は裏切られたと深く傷つき、疲弊した家族の方が精神疾患を抱えることもあります。 まずは「意志の力ではどうすることもできない病気」であることを受け入れ、本人に自覚を促して、早めに専門家の下で治療に取り掛かるのが何より大切なのです。 人に話すことがはばかられるため、なんとか身内で解決しようとしがちですが、重症化するほど治療も難しくなりますし、家族が孤軍奮闘してどうにかなる病気ではありません。 重症化した場合、人間関係の破綻や自己破産、最悪は自殺というケースもありますのでそうなる前に受診させましょう。 治療施設など ギャンブル依存症専門の治療施設や自助グループが全国にあります。 病院は一般的には心療内科や精神科を受診しますが、病院で自助グループを紹介されることもあります。 〇GA(ギャンブラーズ・アノニマス)(ギャンブル依存症者のための自助グループ) 全国で行われているミーティングへの自由参加。 会費なし、メンバー登録なし、予約必要なし。 〇ギャマノン(ギャンブル依存症者の家族・友人の自助グループ) 全国で行われているミーティングへの自由参加。 会費なし、匿名。 〇独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター ギャンブル依存症治療研究部門あり。 2014年厚生労働省からギャンブル依存症の全国拠点機関として認定を受ける。 〒239-0841 神奈川県横須賀市野比5-3-1 電話 046-848-1550 ギャンブル依存症の治療法 ギャンブル依存症の治療には様々なアプローチがあります。 認知行動療法 人間の気分や行動が、認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした精神療法です。 問題を具体的な行動として捉えて行動分析し、解決のための治療目標を具体的に明確にし、どのような体験が必要であるかという考え方をします。 観察や定義が可能なパラメータを用いて、治療の効果を検証していきます。 森田療法 大正時代に森田正馬が発案した精神療法です。 最初の一週間の「絶対臥褥(ぜったいがじょく)期」というプロセスで、誰とも交流せず、食事や洗面のほかいっさい気晴らしをしないでただひたすら自分自身と向き合います。 こうすることで、それまでの不安や苦悩と直に向き合い、自分の中にある活動欲を自覚し、最終的に日常生活に戻れるよう社会生活の準備をします。 様々な「とらわれ」で神経症的状態に陥っている患者を、「あるがまま」というとらわれのない状態に抜けることを目指した治療方法です。 内観療法 臨床心理士が面接で行う「臨床心理学」を基礎とした相談・支援の方法です。 家族など自分の身近な人に対しての今までの関わりを、• 世話になったこと• して返したこと• 迷惑をかけたこと の3点について繰り返し思い出し、面接者に報告します。 うまくいくとやがて情緒が安定し、対人関係の好転や自分らしさを取り戻すことにつながり、依存症が改善されるというものです。 薬物療法 ギャンブル依存症患者の脳の興奮を抑えるため、抗うつ剤としても用いられるSSRIなどが使われることがありますが、ギャンブル依存症での薬物の効果は確立されておらず、特効薬はありません。 まずは、1人で悩まず、いずれの治療方法を選ぶとしても自分に合った治療施設を見つけ、専門家とともに取り組んで完治を目指しましょう。

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現役医師が警告。パチンコでギャンブル依存症になった人の末路

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ギャンブル依存、病的賭博の評価:SOGS SOGS(South Oaks Gambling Screen)にて評価します。 以下の質問に答えて下さい。 1)ギャンブルで負けたとき、負けた分を取り返そうとして別の日にまたギャンブルをしたか。 a)しない、b. )回に1回はする、c)たいていそうする、d)いつもそうする (cまたはdを選択すると1点) 2)ギャンブルで負けたときも、勝っていると嘘をついたことがあるか。 a)ない、b)半分はそうする、c)たいていそうする (bまたはcを選択すると1点) 3)ギャンブルのために何か問題が生じたことがあるか。 a)ない、b)以前はあったが今はない、c)ある (bまたはcを選択すると1点) 4)自分がしようと思った以上にギャンブルにはまったことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 5)ギャンブルのために人から非難を受けたことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 6)自分のギャンブル癖やその結果生じた事柄に対して、悪いなと感じたことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 7)ギャンブルをやめようと思っても、不可能だと感じたことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 8)ギャンブルの証拠となる券などを、家族の目に触れぬように隠したことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 9)ギャンブルに使う金に関して、家族と口論になったことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 10)借りた金をギャンブルに使ってしまい、返せなくなったことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 11)ギャンブルのために、仕事や学業をさぼったことがあるか。 a)ある、b)ない (aを選択すると1点) 12)ギャンブルに使う金はどのようにして作ったか。 またどのようにして借金をしたか。 a)生活費を削って、b)配偶者から、c)親類、知人から、d)銀行から、e)定期預金の解約、f)保険の解約、g)家財を売ったり質に入れて、). ギャンブル依存症、病的賭博は不治の病。 だが回復は可能。 ギャンブル依存症、病的賭博は自然治癒がなく、治療しなければ限りなく進行します。 不治の病ではありますが、回復は可能です。 ギャンブル依存症、病的賭博は言い換えれば脳腫瘍のようなものです。 手術も出来ない深部に巣食う脳腫瘍だから、治療しなければ限りなく拡大し、もちろん意志の力では縮小しません。 ただし、脳腫瘍と違うのは命を落とすことはないことと、治療による回復が可能ということです。 病的賭博の二大症状は虚言と借金です。 それに加えて否認が多くみられます。 自分は「依存症になんかなっていない」と思っています。 ギャンブル依存症、病的賭博の治療 本人がしぶしぶでもいいので、受診に同意した場合は専門の医療機関に受診させましょう。 精神科、心療内科、メンタルクリニック等で依存症治療を専門にしているところで自宅から通院可能な範囲の病院、クリニックを探してください。 家族同伴で受診する必要があるでしょう。 本人がしぶしぶ来院した場合でも、専門外来の医師は家族に向かって話を進めて下さることが多く、最初は聞く耳を持たない本人に何を言っても無駄ですので、むしろ本人に関する重大な話を傾聞させたほうが効果的です。 しかし、つらいことかもしれませんが、家族のできる対応はほぼ皆無です。 借金に対しては 本人に返させて下さい。 返す能力がなければ潔く自己破産を検討することもあります。 本人に収入があり、借金が巨額出ない場合は特定調停(調停委員会が仲介にはいり5年以内に分割返済)や任意整理(弁護士や司法書士に依頼して債務圧縮をはかって返済)、個人再生(再生計画によって減額させれた債務を3年間の分割払いで返済)を検討します。 家族、周りの人の心構え 病的賭博のご両親は、自分達の育て方が悪かったのではと思うかもしれませんが、先ほども述べたように脳腫瘍と同じようなもので、親の育て方は全く関係ありません。 ご両親の罪悪感は百害あって一利なしです。 配偶者の罪悪感はもっと深刻です。 関係者のうつ病の発症率が高く、本人に治療する気が全くないときは、配偶者の方の意向を汲んで離婚も検討します。 配偶者にとって、病的賭博者との生活は、苦労が徒労に終わってしまうことが多く、離婚という選択肢をとり、その後自分のために歯をくいしばって苦労する方がよっぽど実を結ぶ可能性があります。 配偶者が離婚を決意してようやく本人の尻に火がつき、治療のルートにのった例も少なくありません。 カテゴリー•

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