病院 夏のボーナス。 3割の医療機関で夏のボーナス減、『不支給』の病院も 「気持ちの糸が切れかねない」と危機感 【新型コロナ】

夏のボーナス削減、医師や看護師がストライキ「とにかく破れかぶれ」「全国の現場に伝えたい」 船橋二和病院

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医労連によると、ボーナスを減らす最大の理由は「コロナ禍による外来患者や入院患者数の減少、感染予防対策のための諸経費や人件費の増加」。 東京都や大阪府など、新型コロナウイルスの患者数が多い都市部を中心にボーナスカットの影響が大きく出ているという。 回答を集計した医労連の担当者は、「コロナの患者を受け入れているかどうかにかかわらず、職員たちは常に感染リスクにさらされながら、発熱チェックや感染予防対策にあたっています。 コロナによって通常よりも業務が加重になる上、極度の緊張感の中で働いている職員にとって、ボーナスをなくされたり半分に減らされたりすれば気持ちの糸が切れてしまいかねません」と話す。 同大労組のには、ボーナスゼロとの回答に対する組合員の抗議や不安の声が掲載されている。 「コロナで大変になり始めた時期から、心身ともにきつい場面がありました。 でも給料のため、ボーナスのため、自分が生きていくために歯を食いしばって頑張ってきました。 (中略)私たち看護職がいなくなったら、誰が看護するんですか?誰が患者さんを見るのですか?」(20代女性、看護師) 「コロナのことがあるので今までのような額の支給は期待していませんでしたし、それでもしょうがないと思っていましたが、まさか支給なしになるとは思いませんでした。 病院の指示通り行動を自粛し、パスポートも出しました。 (中略)業務内容は一切変わらないのに、昇給もしていないし、一時帰休だって受け入れて、収入は減る一方です。 「夏のボーナスまではなんとか持ち堪えられても、コロナ禍で経営悪化が長引けば、耐えられなくなる医療機関も出てくる。 そうなれば今年の冬のボーナスカットをする医療機関はさらに増えるでしょう。 このままでは退職希望者が続出し、患者対応をする看護師らの人手も不足して、深刻な事態になりかねない」と危機感を募らせる。 医労連は、国から医療機関に対する財政支援を求めている。

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コロナ不況、ボーナス「ゼロ」は夏より冬が正念場。今から備えをすべき?

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新型コロナウイルスへの対応を続けてきた千葉県の病院で医師や看護師らが待遇を巡って、ストライキに踏み切るなど病院側と対立を続けている。 千葉・船橋市・船橋二和病院労働組合によると病院では、新型コロナウイルス患者への対応で職員の負担が増えていた。 しかし待遇は悪化し、夏のボーナスが史上最低水準になったことなどから、今月10日にストライキを決行。 組合は病院側だけでなく市や県に対しても病院への財政支援を求めている。 病院側は取材に対し「コロナ禍の経営の影響は医療介護経営にとっては甚大であり、職員の奮闘へ十分な賞与という形で表せないことは誠に残念なことと考えている」とコメントしている。 船橋二和病院労働組合提供の映像。 新型コロナウイルス感染が再び拡大し、多くの病院が感染者の受け入れをする中、都内の東京女子医大病院では問題が起きている。 東京女子医大病院で働く看護師が、病院で起きている問題について語った。 全職員、夏のボーナスは全額カットされた。 東京女子医大の労働組合は、系列病院も含め、看護師約400人が退職希望と予想。 経験のない未曾有の収支悪化が大きな理由だという。 4月・5月で30億円の赤字。 病院を運営する大学側は「現在はベッド稼働率が落ちているので、400人が辞めても何とか回る。 足りなければ補充すれば良い」と回答(労働組合「組合だより」より)。 看護師は、この回答に激怒。 東京女子医科大学当局は、取材に対し「回答を控える」と回答。 感染者受け入れ病院の経営は悪化しており、約8割が赤字経営(病院経営状況調査より)。 ボーナスの減額を巡って、船橋二和病院に勤める医師など医療従事者8人は、ストライキを決行。 ストライキに参加した柳澤裕子医師は「限界という思いもある。 病院のコロナによる減収を、なぜボーナスから補わないといけないのか」と話した。 船橋二和病院の担当者は「職員の奮闘へ賞与という形で表せないことは残念。 継続して協議する」と説明。 医療従事者は、金銭的に苦しい状況。 東京都のきのうの新型コロナでの入院患者数は760人。 船橋二和病院労働組合提供、千葉・船橋市の映像。 提供:国立感染症研究所。

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3割の医療機関で夏のボーナス減、『不支給』の病院も 「気持ちの糸が切れかねない」と危機感 【新型コロナ】

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新型コロナウイルスで、医療や介護の働き手の待遇が悪化している。 感染対策のコストがかさみ、患者や利用者が減って、経営が揺らいでいるためだ。 給料やボーナス、カットが続出 一時金をカットせざるを得ない病院や施設も相次ぐ。 国は医療・介護従事者へ最大20万円を配る予定だが、減収分を補うのは難しい。 一部では雇い止めや、休みを指示する一時帰休などもみられ、雇用をどう守るかも課題だ。 医療機関のコンサルティングを手がけるメディヴァによると、一般の患者が感染を恐れて受診を控える動きがめだつ。 同社が全国約100の医療機関に感染拡大の前後で患者数の変化を聞いたところ、外来患者は2割強、入院患者は1~2割減った。 首都圏では外来は4割、入院は2割減。 とくにオフィス街の診療所では、在宅勤務の定着で会社員らの患者が落ち込む。 メディヴァの小松大介取締役は、医療機関の経営が苦しくなると、医師や看護師らに影響が及ぶと指摘。 「非常勤医師の雇い止めも出ている。 夏のボーナス支給見送りを検討している施設も散見される」と話す。 実際、看護師らの給料や一時金が下がるケースが続出している。 日本医療労働組合連合会(医労連)が28日にまとめた調査では、愛知県の病院が医師を除く職員の夏の一時金を、前年実績の2カ月分から半減させることを検討。 神奈川県の病院では夏の一時金カットに加え、定期昇給の見送りや来年3月までの役職手当の2割カットなどを検討しているという。 医労連の森田進書記長は「職員の一時金1カ月分(月例給)はだいたい30万円。 コロナ患者を受け入れている医療機関の勤務者には最大20万円が支給されることになったが、賃下げ幅が上回る可能性がある」と話す。 職員の夏の一時金を、当初想定していた額の3分の1に引き下げる病院もある。 埼玉県済生会栗橋病院(同県久喜市、329床)は、新型コロナの入院患者も受け入れている。 短時間で結果がわかる検査方法も採り入れ、積極的に治療にあたっている。 新型コロナの対応に集中するため、良性の腫瘍(しゅよう)の手術など急を要しない治療を延期している。 1日あたり約600人だった外来患者は520人ほどまで減った。 院長は経営環境について「つぶれるんですか、というレベルだ」と打ち明ける。 看護師や臨床検査技師ら職員の夏のボーナスについて、感染拡大前に想定した額の3分の1にまで減らさざるを得ないという。 コロナと向き合う職員らからは「泣いちゃいそうです」という声も上がっている。 院長は「命を張って業務にあたってくれているのに申し訳ない。 辞める人も出てくるかもしれない」と話す。 7月からは祝日にも病院を開け、手術や検査などを増やそうとしている。 だが、患者がどこまで戻るかは見通せない。 全国医師ユニオンが都内で16日に開いたシンポジウムでも、懸念の声があがった。 千葉県内の民間病院に勤める研修医は「給料が下がる不安が大きい。 現場でのストレスが強くなるなかで給料まで下がったら、もうやっていられないという人も出てくる」と訴えた。 大病院のなかには、業務が減っ….

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