タピオカ やくざ。 タピオカドリンクがヤクザの資金源に?『教養としてのヤクザ』

タピオカドリンクがヤクザの資金源に?『教養としてのヤクザ』

タピオカ やくざ

作者:溝口 敦 出版社:小学館 発売日:2019-10-03• 「教養」がブームになってひさしい。 そんな中、『教養としてのヤクザ』というタイトルの本を書店で目にして、つい手に取ってしまった。 完全にタイトル勝ちである。 ヤクザの話がいったい教養になるのかどうか?はなはだ疑問ではあるが、著者の名前を見て、これは買いだと確信した。 なぜなら本書は『サカナとヤクザ』で一躍有名になった鈴木智彦氏と、日本最強の組織犯罪ジャーナリストである溝口敦氏の対話をまとめた1冊だったからだ。 両氏の著作はHONZでもたびたび紹介されているので、HONZの読者にはおなじみだろう。 HONZで紹介されたレビューを以下に羅列してみる。 これがおもしろくないわけがない。 ということで、本の中から気になったところをいくつか紹介しよう。 昭和の時代、貧困や差別のなかに生きる持たざる者たちにとって、ヤクザという生き方は一種のジャパニーズドリームの体現だったそうである。 男たちのロマンチシズムを痛く刺激するヤクザ映画もこの時代には量産された。 しかし平成に入って徐々にヤクザの生活が変わっていった。 社会がヤクザを追い詰めていったのだ。 平成4年に暴力団対策法が施行された。 そのころは極道の妻たちが「このままでは生きていけない」とプラカードを掲げ、銀座をデモ行進できる時代だった。 しかし東日本大震災が起きた2011年頃から「暴力団排除条例」が全国に広まったことがヤクザを根本から変えてしまったという。 銀行口座は持てず、生命保険に入れず、就職も、起業もできない。 暴力団であることを申告せずにゴルフ場でプレーしたり、ホテルに泊まったり、クレジットカードを申請すれば詐欺罪で有罪になる。 ヤクザという属性があるだけで、もはやまっとうな生活が送れなくなっているのだ。 令和の時代になってヤクザはますます困窮しているという。 そんな中、ヤクザのシノギ(資金獲得の手段)の中で流行っているのが、タピオカドリンクだという。 タピオカがブームになってから、だいぶ時間が経過しており、そろそろブームが下火になるのでは?と思っていたのだが、私の行動範囲だけでも夏以降に4軒ほど、タピオカドリンクの店がオープンしているところをみると、まだまだブームは続いているようだ。 開店資金は都内であっても200万ほどで、技術も不要でバイトの教育もほとんど必要がないという手軽さである。 あなたもそうとは知らずに暴力団経営のタピオカドリンク屋で、タピオカドリンクを飲んでしまっているかもしれない。 ヤクザのシノギというと、覚せい剤の密売やノミ行為を含めた賭博、管理売春、みかじめ料といった違法なものを想像するかもしれないが、金になるのであれば、サカナの密漁や(詳しくは『サカナとヤクザ』で)、お祭りで出店をだしているテキ屋など、自ら働くヤクザもいる。 様々なものがシノギになっているのだ。 私たちの知らないところで、ヤクザと社会はつながっているのである。 オリンピックのスタジアム建設の現場や、人が集まりにくい原子力発電所の現場など、人出が必要なときに人を集め派遣するのもヤクザの仕事である。 ところで、ヤクザが所属する暴力団というのは会社組織のようなものではないそうだ。 ヤクザ一人ひとりは基本的に個人事業主なのである。 個々で勝手に稼いで、組に上納金を納める。 ここまでヤクザという言葉を連呼してきたが、近頃は「ヤクザ」という言葉が放送禁止用語になっているらしい。 ヤクザという言葉は江戸時代からあるものだが、警察が使い始めた「暴力団」がこれからは正式名称になるようだ。 「暴力団」は大正時代から使われている言葉である。 また名称でいうと「反社(反社会的勢力)」という言葉もあるが、そう呼ばれたくないヤクザが多いというのも興味深い。 「暴力団という名付けはけっこうである。 なぜなら我々は暴力を基本としているから」その一方で、社会の役に立ちたいという気持ちはあるから「反社」という名は受け入れがたいと五代目山口組組長は語っている。 暴力団排除条例によって衰退し、アングラ化しつつあるヤクザは、もしかすると令和の時代に消滅してしまうかもしれない。 小説や映画の中で見るフィクションとしてのヤクザではなく、現実のヤクザがいま、何を考え、どう生きているのか?その答えがこの本の中にはある。 あなたの生活しているすぐ近くにもヤクザはいるかもしれない。

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タピオカドリンクがヤクザの資金源に?シノギとして流行る理由

タピオカ やくざ

台湾発祥の「タピオカドリンク」が大ブームだ。 繁華街を歩けば若者がカラフルなドリンクで喉を潤す姿が目に入ってくる。 実態を、暴力団事情に詳しいフリーライターの鈴木智彦氏が明かす。 立地も、ファンシーな店構えも、笑顔の店員も、暴力団と無関係にしか見えない。 実際、働いている店員は、自分が暴力団のフロント企業でアルバイトをしているとは思っていないだろう。 若い男女に混じって行列に並び、人気メニューの『タピオカミルクティー』を買ってみた。 透明容器に入れられたうす茶のドリンクの底に、黒いタピオカが溜まっている。 実質的な経営者の暴力団幹部に「黒い人間たちの集合体である犯罪組織の暗喩ですか?」と訊いてみたところ、「まったく関係ない。 そもそもタピオカはデンプンで出来ているから着色すればどんな色にもなる。 たまたま黒い方が若者にウケるから使っているだけだ。 こじつけもほどがある」と呆れられた。 この幹部は商品であるタピオカを業務用スーパーで仕入れているという。 「ブームで品切れが続くようになったので有名チェーン以外の有象無象は中国からの輸入に頼っているところがほとんどだろう。 ネットで『黒糖珍珠粉圓』と調べれば安いのが沢山みつかる。 原価は1杯で20グラム使うとして約6円。 客はタピオカがたくさん入ってると喜ぶんだけど、あんなん沢山入れても痛くない。 「これほど楽に始められる商売はない。 技術が不要だし、開業コストもかからない。 店舗は5坪程度あれば十分で、ジューススタンドほどの広さで足りる。 乾燥タピオカを戻したり、牛乳や紅茶を沸かすためのスペースや道具さえあればいい。 特別な調理技術もいらないからアルバイトが2人いれば店を回せる。 これまで狭いテナントではクレープやケバブが主流だったんだけど、いまはどんどんタピオカ屋に変わってる。 都心でも家賃や改装費含め、200万程度の資金で開業できる」 タピオカはネットを使い、海外から調達しているらしい。 主力商品のミルクティーは、最初、格安スーパーのプライベートブランドを使っていたという。 「ミルクティー1杯15円程度の原価だ。 いまは大ブームで、どこも激戦区なので、ちゃんとした茶葉を買い、ミルクを注いで、それなりの手間をかけるようになったので原価は30~40円。 客の9割は増量を選ぶし、店は茶葉やミルクの節約になって一石二鳥、売り値は1杯約500円だからストローや容器代を入れても原価は1割ほど。 飲食店の平均原価は3割なので、タピオカは優等生だ」 肝心の儲けだが、2人の話を総合すると1店舗で月に80万~100万円ほどの利益をあげているようだ。 もちろん、経営に暴力団が関係しているのは一部の店の話だが、羽振りのよさをみて幹部たちも興味津々となり、先輩たちに出店アドバイスをしているという。 今後はヤクザ系のタピオカ屋が増えるかもしれない。 「コストをかけずにブームのうちに稼ぎ、潮が引いたら撤収するつもり。 だから店舗より移動販売がいいかもしれない。 ヤクザ、カタギに関係なく、経済活動は楽して暴利、一攫千金が基本。 暴力団は犯罪組織というよりよろず屋で、幹部や組員たちはそれぞれ個人事業主であり、合法、非合法にかかわらず、様々な仕事で金を稼いでいる。 ヤクザの商売といえば、非合法、または非合法スレスレというイメージがあり、インターネットカジノや裏DVDの販売、非合法な風俗店、繁華街のぼったくり店を想像するかもしれない。 これまでも、首都圏でそこそこ知られた喫茶店チェーンを暴力団組員が経営していた例を取材したし、一昔前、バターをふんだんに使った高級食パンがブームになった際、関西の有名店を経営していたのは九州の指定暴力団だった。 当時、私が在籍していたヤクザ専門誌にその団体の幹部も連載していたため、編集部にはいつもそのパンが差し入れられた。 第3次ブームとされるタピオカ同様、高級食パンも再びブームだから、また手を出しているヤクザがいることだろう。 数年前、バレンタインデーのチョコレートが高級化・ブランド化し、原材料の価格が上がると、知り合いの暴力団幹部はカカオ豆の買い占めに乗り出した。 付け焼き刃の知識で参入したところで失敗するだろうと思っていたところ、海外から仕入れた賞味期限切れカカオ豆やチョコレートを混ぜて問屋に販売し、莫大な利益を上げたのだ。 ブームの裏には必ず暴力団がいる。 暴力団が表看板としての正業を持つようになったのは、それまでメインだった賭博事犯が非現行犯で逮捕・起訴されるようになり、違法行為に依存すると行き詰まるという危機感からだった。 そのため山口組三代目組長の田岡一雄は、常々組員に「正業を持て」と言い続けた。 だが、暴排条例が施行され、いかなる理由だろうと暴力団と交流・取引をした一般人が違法とされるようになった。 だが、暴力団は今もしっかりオモテの経済に寄生している。 彼らだけを社会悪として排除することは困難であり、我々日本人は知らず知らずのうちに暴力団の共犯者なのである。 引用: 最近はタピオカミルクティーとかが大流行していましたが、こんな裏があったんですね、、、 流行は作られるといいますが、 やくざが絡んでいるとは思いませんでした。 今まで流行った色んなものにも絡んでいたんでしょうね。 お祭りの出店もほとんどヤクザが絡んでいるなんて話もよく聞きますし、ここまで来ると暴力団的な組織を完全に追放するのは難しいのかもしれません。 客はタピオカがたくさん入ってると喜ぶんだけど、あんなん沢山入れても痛くない。 — 中沢冬芽 toganakazawa 反社会勢力によるタピオカミルクティーか。 闇営業の相手先が何者か知らなかったように、タピオカミルクティーの経営者が何者か知らずにインスタにアップしてる人も多そうだな。 — つるかめ Nintsurukabe 「タピオカとヤクザ」読みたい。 タピオカの卵を闇で乱獲するヤクザを鈴木さんが張り込みするノンフィクション… — 青柳美帆子 ao8l22 シノギがタピオカミルクティーから得る時代か…しかも品質にこだわり始めてるの草 タピオカがヤクザの資金源に 「こんなに楽な商売はない」|NEWSポストセブン — さがる SAGARUwww タピオカがヤクザの資金源になろうが、豚骨ラーメンと同カロリーだろうが、買っちゃうよね。 女子は特に。 ウチの娘 2歳半 もスーパーで勝手に買い物カゴに入れるもんww — エローン erone121 今日、ネット上でとある動画が話題になっています。 こんにちは!ゆうとです! 10月16日放送のセブンルールに出演していた、小 こんにちは!ゆうとです! 先ほどネットでスマホの巨大化という見出しのニュー 今日は京都のヨドバシカメラが大きく話題になっています 週刊少年マガジンで連載中の炎炎ノ消防隊、来週は休載だそうですがその休載理由が斬新すぎると話題になって 大ヒット中の映画『カメラを止めるな! 』にまさかの盗作 昨日今日と西日本では集中的な雨が降っていますね。 多くの地域で避難指示が出て、気象庁は「これま ネット上で話題になっているキッズアイドル。 そ 人気ブロガーのはあちゅうさんと元AV男優のしみけんが結婚するというニュースを目にしました。 T 最近、デートレイプドラッグの被害が増えているそうです.

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タピオカがヤクザの資金源に?ブームの陰に潜む裏社会の闇

タピオカ やくざ

繁華街を歩けば若者がカラフルなドリンクで喉を潤す姿が目に入ってくる。 実態を、暴力団事情に詳しいフリーライターの鈴木智彦氏が明かす。 立地も、ファンシーな店構えも、笑顔の店員も、暴力団と無関係にしか見えない。 実際、働いている店員は、自分が暴力団のフロント企業でアルバイトをしているとは思っていないだろう。 若い男女に混じって行列に並び、人気メニューの『タピオカミルクティー』を買ってみた。 透明容器に入れられたうす茶のドリンクの底に、黒いタピオカが溜まっている。 実質的な経営者の暴力団幹部に「黒い人間たちの集合体である犯罪組織の暗喩ですか?」と訊いてみたところ、「まったく関係ない。 そもそもタピオカはデンプンで出来ているから着色すればどんな色にもなる。 たまたま黒い方が若者にウケるから使っているだけだ。 こじつけもほどがある」と呆れられた。 この幹部は商品であるタピオカを業務用スーパーで仕入れているという。 「ブームで品切れが続くようになったので有名チェーン以外の有象無象は中国からの輸入に頼っているところがほとんどだろう。 ネットで『黒糖珍珠粉圓』と調べれば安いのが沢山みつかる。 原価は1杯で20グラム使うとして約6円。 客はタピオカがたくさん入ってると喜ぶんだけど、あんなん沢山入れても痛くない。 「これほど楽に始められる商売はない。 技術が不要だし、開業コストもかからない。 店舗は5坪程度あれば十分で、ジューススタンドほどの広さで足りる。 乾燥タピオカを戻したり、牛乳や紅茶を沸かすためのスペースや道具さえあればいい。 特別な調理技術もいらないからアルバイトが2人いれば店を回せる。 これまで狭いテナントではクレープやケバブが主流だったんだけど、いまはどんどんタピオカ屋に変わってる。 都心でも家賃や改装費含め、200万程度の資金で開業できる」 タピオカはネットを使い、海外から調達しているらしい。 主力商品のミルクティーは、最初、格安スーパーのプライベートブランドを使っていたという。 「ミルクティー1杯15円程度の原価だ。 いまは大ブームで、どこも激戦区なので、ちゃんとした茶葉を買い、ミルクを注いで、それなりの手間をかけるようになったので原価は30~40円。 客の9割は増量を選ぶし、店は茶葉やミルクの節約になって一石二鳥、売り値は1杯約500円だからストローや容器代を入れても原価は1割ほど。 飲食店の平均原価は3割なので、タピオカは優等生だ」 肝心の儲けだが、2人の話を総合すると1店舗で月に80万~100万円ほどの利益をあげているようだ。 もちろん、経営に暴力団が関係しているのは一部の店の話だが、羽振りのよさをみて幹部たちも興味津々となり、先輩たちに出店アドバイスをしているという。 今後はヤクザ系のタピオカ屋が増えるかもしれない。 「コストをかけずにブームのうちに稼ぎ、潮が引いたら撤収するつもり。 だから店舗より移動販売がいいかもしれない。 ヤクザ、カタギに関係なく、経済活動は楽して暴利、一攫千金が基本。 暴力団は犯罪組織というよりよろず屋で、幹部や組員たちはそれぞれ個人事業主であり、合法、非合法にかかわらず、様々な仕事で金を稼いでいる。 ヤクザの商売といえば、非合法、または非合法スレスレというイメージがあり、インターネットカジノや裏DVDの販売、非合法な風俗店、繁華街のぼったくり店を想像するかもしれない。 これまでも、首都圏でそこそこ知られた喫茶店チェーンを暴力団組員が経営していた例を取材したし、一昔前、バターをふんだんに使った高級食パンがブームになった際、関西の有名店を経営していたのは九州の指定暴力団だった。 当時、私が在籍していたヤクザ専門誌にその団体の幹部も連載していたため、編集部にはいつもそのパンが差し入れられた。 第3次ブームとされるタピオカ同様、高級食パンも再びブームだから、また手を出しているヤクザがいることだろう。 数年前、バレンタインデーのチョコレートが高級化・ブランド化し、原材料の価格が上がると、知り合いの暴力団幹部はカカオ豆の買い占めに乗り出した。 付け焼き刃の知識で参入したところで失敗するだろうと思っていたところ、海外から仕入れた賞味期限切れカカオ豆やチョコレートを混ぜて問屋に販売し、莫大な利益を上げたのだ。 ブームの裏には必ず暴力団がいる。 暴力団が表看板としての正業を持つようになったのは、それまでメインだった賭博事犯が非現行犯で逮捕・起訴されるようになり、違法行為に依存すると行き詰まるという危機感からだった。 そのため山口組三代目組長の田岡一雄は、常々組員に「正業を持て」と言い続けた。 だが、暴排条例が施行され、いかなる理由だろうと暴力団と交流・取引をした一般人が違法とされるようになった。 だが、暴力団は今もしっかりオモテの経済に寄生している。 彼らだけを社会悪として排除することは困難であり、我々日本人は知らず知らずのうちに暴力団の共犯者なのである。

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